yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『春琴抄』と『源氏物語』の英訳

谷崎潤一郎の『春琴抄』、『陰翳礼讃』をもとにした劇、『春琴、Shun-kin』をみて、色々と考えさせられた。英国人の演出による芝居だったので、かなり不満が残った。それをきっかけに『春琴抄』、その他の谷崎作品を読み直して、あらためて谷崎と『源氏物語…

『三大猿之助四十八撰の内 新・水滸伝』@新歌舞伎座8月27日千秋楽

以下、公演情報サイトから。 <みどころ> ついに大阪初上演!歌舞伎界の風雲児・市川猿翁率いる澤瀉屋一門がおくる新趣向と臨場感あふれる大冒険活劇中国四大奇書のひとつ「水滸伝」をもとに猿翁一門ならではの趣向を凝らし創られた壮大なスケール感あふれ…

英国俳優ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)

『スター・トレックイントゥ・ダークネス』(Star Trek Into Darkness)で悪役、ジョン・ハリソンを演じているのだという。 そういえば、看板で見たような。テレビでちらっとみただけだけど、すごい存在感だった。というか独特の「臭さ」があった。ただ者で…

暑い!

亜熱帯並、それ以上だそうである。そう聞いたら、なおさら暑く感じてしまう。休みになったら片付けようと放置してきたもろもろのこと、とくに雑誌、書類の類い、衣類、手を付ける気になれない。椅子等の家具などで市の大型ゴミに出すものも、ずっとリビング…

「やる、やらないで迷ったら、やる方をとれ」車内広告

大阪市立中央図書館へ行くのに地下鉄鶴見緑地線に乗ったら、このフレーズにをみた。すぐに降りたので何の広告だったのか、定かではないのだけど。そのフレーズが目に飛び込んできたのは、多分今の自分の気持ちをよく代弁していたからだろう。もう「迷う」段…

『春琴 Shun-kin』@兵庫県芸術文化センター 7月27日

観たのは少し前になる。イギリス人のサイモン・マクバーニー が谷崎潤一郎の『春琴抄』と『陰翳礼讃』をもとに書き上げた戯曲である。かなりがっかりしたのだが、その結果、敬遠してきた谷崎を読み直し、なぜこの舞台にこんなに失望したのかその理由を考える…

アメリカ行き航空券

大阪/フィラデルフィア往復航空券をIACEを通してやっと今取ったところ。10日大阪発で出発一ヶ月を割り込んでいるため、予定していた額より大分高め。ノースウェストを以前はよく使っていたのだが、デルタに吸収されてしまった。関空発の便も減って、より不…

国立新美術館ってどんなところ?

先日「アメリカン・ポップ・アート展」をみるのに、国立新美術館を初めて訪れた。そもそも、こういう美術館がある事自体、まったく知らなかった。2007年に開館したそうで、設計は黒田紀章、ガラス張りのきわめて斬新な外観である。ただ内部は明るすぎて、せ…

アメリカン・ポップ・アート展@国立新美術館 8月12日

以下がその概要。 アメリカン・ポップ・アートの個人コレクションとしては世界最大級のパワーズ・コレクションの全貌を、世界で初めてまとまった形で紹介する「アメリカン・ポップ・アート展」が、国立新美術館で開催される。 アメリカ合衆国コロラド州を本拠…

『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』@歌舞伎座8月11日第二部

以下のチラシでは三津五郎の新三が右上、彌十郎の家主長兵衛がその下の写真である。 配役は以下。髪結新三:三津五郎 弥太五郎源七:橋之助 下剃勝奴:勘九郎 白子屋娘お熊:児太郎 家主女房おかく:亀 蔵 車力善八:秀 調 加賀屋藤兵衛:家 橘 白子屋後家お…

『蛇柳』ABKAI市川海老蔵第一回自主公演@シアター・コクーン8月11日夜の部

以下、公式サイトより。 脚本 松岡亮 振付、演出 藤間勘十郎 丹波の助太郎実は蛇柳の精魂 市川海老蔵 金剛丸照忠 市川海老蔵 住僧定賢 片岡愛之助 「じゃやなぎ」とよむそうだ。市川宗家の歌舞伎十八番のひとつで、プログラム解説によると、「1763年、江戸中…

新作歌舞伎『疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。〜はなさかじいさん〜』ABKAI 市川海老蔵自主公演 @シアター・コクーン8月11日 夜の部

坪内逍遥らが始めた「新歌舞伎」の成功例は少ない。岡本綺堂『番町皿屋敷』や真山青果の『元禄忠臣蔵』、そして長谷川伸、『一本刀土俵入』等の例外はあるが。三島由紀夫の『鰯売恋曵網』も例外に数えられるかもしれない。でも明治期以降に作られた新作歌舞…

『さくら橋』@新橋演舞場8月11日

前日に思い立って、急遽席をとった。以下がチラシ。 藤山直美の舞台は地元関西で2回観ているが、どちらもあまり印象に残っていない。そんなに期待しないで観たのだが、これがとても良かった。おそらく共演者のほとんどが大阪出身でなかったからではないか。…

恋しいアメリカの食べ物はあるか?

先日アメリカ人の同僚とお芝居を観に行った際、アメリカの食べ物で何が恋いしいか (“What kind of American food do you miss?”)と聴かれた。すぐに応えられなかった。というのも、あまり “miss” するものがないから。逆に向こうにいるときは、日本の食べ…

『夏祭浪花鑑』竹本義太夫300回忌@国立文楽劇場8月2日

国立劇場のサイトからの公演のチラシは以下。 配役表と解説が以下。 今回のお目当てはもちろん住大夫。去年7月に脳梗塞で倒れ再起が危ぶまれていたのに、みごとに復活。「釣船三婦打ちの段」の切をつとめた。以前に比べれば少し声量が落ちていて、冒頭部はド…