yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

小室圭論文のレベルの低さに呆れる—大学学部生の期末レポート(term paper) レベル?それ以下?

常識レベルの内容と結論。私が教えたペンシルベニア大学学部生のterm paperレベルだった。読みたくはなかったのだけれど、誰もが「優れた論文」と言っているようなので(?)確認してみた。想像以上の駄作。ただ一つ良かったのは短かったこと。タイトルはChallenges and Implications for Potential Reforms of Crowdfunding Law for Social Enterprises。概要は以下。

クラウドファンディングでの資金調達には様々な問題があるが、それを解決するにはどうすればいいのか。SECの規制もすでにあるけれど、事業者・投資家それぞれがより安全に資金調達ができるような法の仕組みを強化するべき。ただそのベースに「信用」(trust)が不可欠である。

この最後が嗤える。信用をもっとも期待できないのがなんといっても当人の小室某ですから。自分の出資者(投資家)に400万円返さずに踏み倒しているんですからね。ほんと、嗤えます。呆れてものが言えない。恥を知らないのだろう。

それにこの内容、結論があまりにもありきたり。院生、あるいはそれ以上のレベルなら、論文・論考に独創性は不可欠である。オリジナリティはゼロ。陳腐の極み。というのも以下の視点が欠けているからである。

「クラウドファンディングの法整備をより進めるのなら具体的にどういう方策が有効なのかとその検証」、「『trust』が重要なのであれば、この計測不可能な概念をいかに数値化するのか。果たしてそれが可能なのか」、さらに「それを現実に適用できるのか」、さらには「それによりいかにして問題は解決できるのか」といった視点である。ここにはそれがない。おそらくこの論考は、ネットで収集した情報を収集し、あるいは教科書の内容をまとめあげただけ。そこには著者の独自の視点、仮説と検証といったアメリカのアカデミア研究論文には必須の要件がみあたらない。ただ凡庸、陳腐。

こんなレベルの低い「論文もどき」を読み、記事にする時間が惜しいのではあるけれど、ざっと全体をスキムしておく。

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○ クラウドファンディングの種類について。

○ それらが、詐欺、十分な額の不足等の問題に直面していること。

○ その問題をどう防ぐのか。

1.きちんとした法、規制が必要。既存のSECの基準を改正して、投資家の安全を担保するようなものへと改革が必要。

2.資金集めの入り口とするのに、その方法がより有効なものになるよう改革できれば、良い。きちんとした改革が必要。そうすればクラウドファンディングをする事業者、投資家の域を削がないような改革が必要。

○ 「しかし、それでもクラウドファンディングは事業者にも投資家にも十分に魅力的な方法」というのが結論。

最後には前説の繰り返し。特に最終二段目は前段の(不要な)反復。想像するに、内容が薄いのを反復によって補おうとしている?さらに最後に「資金調達ポータルがいくら魅力的であっても、投資されたお金が失われれば信用は失墜する」を被せている。しつこいまでの反復。

○ なんといっても最後の文が大ケッサク!

"Lack of trust affects several features of crowdfunding, including the success rate of crowdfunding projects." (クラウドファンディングには、どうやってもリスクがつきまとうので、『信用』が何よりも大事)ですって!まさにオマイウの世界。この人には恥という感覚がないのですね。

○ 加えて厚顔無恥さ爆発の極め付け最終段。

"It is important for social enterprises, investors, and other participants to question whether the challenges they face are really “challenges,” and if so, they may want to consider what approaches they can take to overcome the burdens without damaging trust." つまり、信用なくしては、リスクを冒してまで投資しようと言う投資家は出ないであろうとの結論。これ、なん回目の反復?ウンザリ。そう、「信用」リスクがあまりにも大きすぎて、あなたに投資しようとする奇特な人は、まずいないでしょうね。

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小室圭論文の薄い内容に愕然としたのだけれど、気を取り直して、他にもネットでクラウドファンディング関連論文があるかどうか調べて見た。ありました!野村資本市場研究所の齋藤芳充氏、吉川 浩史氏執筆論文。題して「米国で活発化する株式投資型クラウドファンディング」。Equity-based(株式)市場におけるクラウドファンディングについての論考。非常に明確に、きちんと論理的に、論じられている。小室のそれがまるで(大学生term paper以下)小学生の作文に見えてしまう。URLをあげておく。

http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2017/2017aut06.pdf

論文冒頭の「要約」は以下。

  1. 米国では、2016 年5 月から株式投資型クラウドファンディング(株式型CF)制度が利用可能となり、2016 年末までの約8 ヶ月間で163 件の株式型CF の募集が行われた。このうち44 件が、総額で約1,320 万ドルの資金調達に成功している。
  1. この期間の募集案件からは、創業後間もない企業を中心として、比較的少額の資金調達を行うために株式型CF が用いられる傾向が見られた。また、従来ベンチャーキャピタル等の資金供給がそれほど多くなかったタイプのビジネスにとって新しい資金供給源となる可能性も示唆されている。
  1. 募集で使われている将来株式取得略式契約(SAFE)における金融商品のリスクについて米国証券取引委員会(SEC)が注意喚起を行ったり、株式型CF の仲介業者が規則違反で金融取引業規制機構(FINRA)による処分を受けたりする事態も起きてはいる。しかし、株式型CF 制度そのものは高く評価されており、さらなる利用促進のための規制緩和の議論も始まっている。
  1. 日本では2015 年5 月から株式型CF 制度が導入されたが、2017 年9 月末までに行われた募集は8 件に留まる。もともとは国内のベンチャー企業の創出・育成促進を目的としていた株式型CF だが、米国での利用状況を踏まえると地域経済の活性化にも貢献する可能性がある。本制度の活発化に向けたさらなる取り組みは有用だろう。

具体的な事例と共に、日米のCF事情、さらに規制の状況と今後の展望、それらが理路整然と説得力を持って論じられている。

それにしても小室某のこの内容稚拙な論文とも言えないものを掲載したNY Business Law Journal って一体どういうジャーナルなんだろう。他論文を見ていないので、なんともいえないけれど、まさかこれ、きちんと査読を経て載ったんですよね?アメリカのジャーナルは査読が厳しいので、こんなのを載っけたとあれば、ジャーナル自体のレベルが疑われると思いますよ。

それと嗤えるのが、小室に輪をかけて内容スカスカの博士論文を書いたキコ婢が「自分たちにもクラウドファンディングして欲しいと」言ったとか、言わなかったとか。クラウドファンディングの意味を理解していないんでしょうね。

加えて、テレ朝のモーニングショーで、玉川某がこの論文を褒め称えたとか。この方、英語が読めない?いっときコロナ対策の政府の不備を批判していたことで少しは評価したのだけれど、これで呆れ果てて「評価」は地に堕ちた。

キコ婢とべったりの朝日新聞、系列のテレ朝も秋家べったりなんでしょうね。これで、キコ婢が長女の結婚に反対だというのがまやかしであることが判ってしまった。馬子と小室の結婚は既定路線だとバレバレ。国民の反対をよそに長女で宮家を創るつもり満々なのだろう。バックにはあの前皇后が?この「論文掲載」事件も、キコのみならず誰かの差し金?裏で皇室特権を行使したと疑われても仕方ない。