yoshiepen’s journal

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吉村知事が示した大阪モデル、何より大阪城や通天閣、万博公園などのライトアップで危険度を「みえる化」する「演出」が素晴らしい!

昨日示された吉村大阪府知事の「大阪モデル」、具体的数値を一切示さなかった国のトップの無策と比べ、絶賛の嵐である。以下、スポニチの電子版から。

 大阪府は5日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、特措法に基づく外出自粛要請や休業要請を段階的に解除するための独自基準“大阪モデル”を決めた。具体的な出口戦略を示すのは全国で初めて。

 大阪府が示した指標と解除基準は(1)新規の感染経路不明者数=10人未満(2)PCR検査陽性率=7%未満(3)重症者向け病床使用率=60%未満――の3項目。(1)~(3)の基準を7日間連続で下回れば、段階的に自粛要請を解除していくとした。(1)と(2)は1週間の平均値で判断する。府内ではすでに、すべての基準を満たしているが、吉村洋文知事は再び感染者が増える第2、第3の波に耐え得るよう“大阪モデル”を策定したとし、「15日に解除の可否を判断する」と述べた。解除基準を満たした場合、どの要請から解除するかは今後決める。
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 その一方で吉村氏は、大阪城や通天閣、万博公園などシンボリックな場所でのライトアップを行うことで、府内の感染状況の危険度を可視化することを提案。解除基準を満たしていれば「緑」、基準値を超えたら「黄」、各指標の数値が2倍に達したら「赤」をともす。吉村氏は「行動変容を促すために分かりやすい“見える化”は必要。車に乗って大阪城を見たときに黄色になっていたら“気をつけよう”となる」と話した。

今朝のテレ朝の羽鳥慎一モーニングショーでも、パネル形式で解説がなされた。そこに明確に示された案は、非常にわかりやすく、かつ目標がはっきりしているので、府民それぞれが努力しがいがあるもの。残念ながら私は大阪府民ではないけれど、ここに示された指標を、兵庫県でも出して欲しいと願う。今日、明日のビジネスの成り立ちを不安に思っている人は、さらにそうだろう。文章で見るとわかりづらいけれど、パネルになっていて、そこに解説がついたので、きわめてリアルに迫ってきた。

何よりも感心したのが、大阪府がすでにこの1.2.3の数値を直近4日間クリアしていること。これは、3月中旬から国や他都道府県に先駆けて、司令塔を立ち上げ、PCR検査を多くし、トリアージを進め、何よりも専門病院や病床の確保を次々と実施してきた成果である。その実行力とスピードには頭がさがる。こういう人こそ、国のトップであるべきだろう。今の無能、無策のトップではなく。

私が特にすごいと感心したのが、「大阪城、通天閣、万博公園のライトアップ」である。これは感染状況を示すだけではなく、府民一人一人へのエールでもあるから。こういう手法に唸った。小池東京都知事の「自分目立ち」パフォーマンスとは違い、「全員参加型」の演出をして見せるところ、この方が只者ではないと確信させられた。優れた演出家である。こうなると府民も演者として、参加しないわけに行かないじゃないですか。本当にステキである。「頑張ろう!」って思う。

なんでも西村某という大臣が、吉村氏の「出口戦略」という表現にいちゃもんを付け、「緊急事態宣言解除」というべきだとほざいたとか。「あんたたちが何にも具体案を数値で示さないからでしょ!」とどなりつけたかった。官僚上がりの無能者がここにもいたんですね。こういう人物が上にいれば、下の人間は動かず、組織として機能不全に陥る。現にそうなっている。

テレ朝でも岡田晴恵氏が「この会見を見て思ったことは、この方は自分で理解して、自分の言葉で話しているということでした。きちんと勉強されている。だから、部下は知事が怖いんです。そういう場合は職員の方も働くんだと思います。ちゃんと理解してもらえるし、評価もしてもらえる、だからモチベーションも上がる」と感想を述べておられた。まさにその通り。これを「意訳」すれば、「安倍さんも、小池さんも理解力がないので人任せ、具体案が出せない。だから下のものが着いてこない」ということになるだろう。

テレ朝の放送をサマリーした『スポーツ報知』の電子版記事、そこについたコメントのほとんどが大阪府の出口戦略を絶賛しているのが印象的だった。いくつか挙げてみる。

○ PCR検査を東京のように絞っていない大阪府
早期からコロナ専用病院を作っている大阪府
国がやらないので出口戦略の数値目標を独自で作った大阪府
覚悟を決めて気合の入ってる吉村大阪府知事を100%支持します。

 

○ この姿こそ国民が求めるリーダーの姿だと思います。
専門家のアドバイスを得ながらも最後はちゃんと自分の言葉で発信することは、受け手にも安心感を与えるし、よし一緒に頑張ろう!という気持ちにさせてくれる。
吉村知事は感染症対策の目線だけではなく、さらに経済的な目線も持ち合わせていて、全方位的に発信の説得力がある。

 

○ コロナでの会議をオンラインで公開して、その後で2時間近く囲み取材に延々と答える知事見ていると、真似出来ないと心底思う。
自分は使い捨てで良い、責任は自分があると、人して尊敬する。

 

○ その通りだと思う。言ってる事にも説得力があるしこれなら誰もが納得出来る。
残念ながら理解も、勉強もせず専門家の指示通りに話している人達が少なからず存在している。
15日に休業要請を解除する根拠は?
31日に緊急事態宣言を解除する根拠は?
何も考えず他の地域に合わせている、専門家に言われたから、納得出来ません。
大阪は吉村さんに救われたかもしれません。
ずっとまえから色々な事を予測して準備して今の結果。
だから自信を持って話せる事。

 

○ 大阪に過去借金があったこと、今も東京のような資金が十分にないことなどありのままお話されている映像をみた。その中でどう打開していくかをデータを出しながら明示していく真摯な姿は、協力を誘う。
曖昧な指標しかもたない、また改革を嫌い、右にならえ的なことしかできない政府や官僚は見習ってほしい。
国が栄えるか滅びるか、世界から注目されるか、排他されるかはリーダーによって左右される。
議院内閣制はやめて、大統領制にするべきだ

比べたくはないけれど、小池都知事の会見は無残だった。単に「一緒に頑張りましょう」と連呼し、都の潤沢な財政を使っての「大盤振る舞い」で凌ごうとする無策ぶり。「ロードマップを示します」というのには口あんぐり。今からですか、とっくに着手しているんじゃなかったの?

最近は(どなたが言ったのか)「コロナ・たぬき」にしか見えない都知事、都知事選を睨んで自民党の援助をあてにしているから、思い切った策が打てないのだろう。人望もないのだろう。というより、単に頭が悪いからだけかもしれない。頭が悪いのは国のトップだけで沢山!