yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「敬宮さまを旧宮家の男子と結婚させる?」安倍一味・男系男子派(日本会議)の世迷言に呆れる

産経新聞の15日付の記事、「皇位継承で『旧宮家復帰』聴取 政府が有識者ヒアリング」の中で、最も許せない提案が「旧宮家の未婚の男子が内親王と結婚」というもの。「国民無視で、勝手にヒアリングの議題にするな!と叫びたい。「アタマ、沸いてんじゃないの!」と実に腹立たしい。

まるで封建時代のような政略結婚を企んでいる!天皇、皇后陛下とその愛娘の敬宮愛子さまの人権蹂躙ともとれる発言。許しがたい!しかも皇室問題への政治介入。こういう発言を公にすれば、日本がどれほど「遅れた、前時代的」国かと、外国からは見做される。男女差別で日本は未だ先進国扱いされていないのに、こういう提案が出てくるだけでも国際的大恥である。「国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ!」と言いたい。どんな爺さんが「有識者会議」に名を連ねているのか、そのメンバーを明らかにしてください。

最新の調査では国民の85%が女性天皇、79%が女系天皇に賛成なんですよ!まあそれを知っての断末魔の「悪あがき」とも取れますが。

当該記事は以下。

政府が安定的な皇位継承策の検討に向けて実施している有識者への意見聴取で、戦後に皇籍を離脱した旧宮家の復帰に関する考えを尋ねていることが15日、分かった。安倍晋三首相は皇位の男系継承維持の重要性を主張しており、政府が今後まとめる予定の論点整理に皇位継承策の一つとして旧宮家の復帰が初めて明記されるかが焦点となる。

<略>

旧宮家の復帰については

▽旧宮家の未婚の男子が内親王と結婚

▽現存する宮家に養子に入る

▽(旧宮家の)皇籍取得-などの考えを聴いたという。

ここでいう「旧宮家」とは戦後GHQによって皇籍離脱させられた十一の宮家。それらは二百年も前の祖である伏見宮家を源流とするので、現在の天皇陛下の天皇家とは血筋的に大幅に乖離している。

このように、系譜上でも問題のある「血筋」を無理やり辿ってまで「男系男子」という前近代的な妄想にこだわり続ける、その意図が測りかねる。というかこのゴリ押しは自分たちの勢力の温存を図る陰謀にしか見えない。

旧皇族の梨本宮伊都子さんがご存命でおられたら、間違いなく「敬宮さまこそ次の天皇」と断言されたはず。明治・大正・昭和と三代の天皇をずっとご覧になって来られて、昭和天皇のお妃、香淳皇后とは特にお親しかった。当然ながら、昭和天皇の徳仁さま(現天皇陛下)への期待と愛情、そして徳仁さまの聡明ぶりをつぶさにご覧になっていたはず。また、礼宮のいかがわしさもご存知だったはずだから。「皇統を礼宮に移してはならない!」という昭和天皇の意思も、お判りになっていたと思う。

梨本宮伊都子さんと夫君の梨本宮様は、皇籍離脱の困難と屈辱を誇り高く乗り越えられ、愚痴一つおっしゃらなかったのが、その著書『三代の天皇と私』からわかる。お二人には男子がいなかったため、家は断絶になることは、戦前から承知されていて、それをも受け入れておられた。卑しさ、賤しさとはおよそ無縁な方たちだった。長女の方子様は朝鮮王と結婚され、戦後は韓国に渡って、福祉活動に携わられ、韓国民にも慕われたという。秋家の女性たちとの、なんという違い!

旧宮家の方々は、仮に男子がいても皇籍復帰など、およそ考えられないだろう。そういう風に政治利用されるなんて、まっぴらごめんとおっしゃるはず。

これらから透けて見えるのは、安倍一味の前近代的陰謀と、卑しさ満開の秋家婢とのおぞましい結託である。絶対に許してはならない!