学会発表の原稿の締め切りが明後日なのに、まだ草稿準備中というふざけた状況。明日なんとか目鼻をつけるつもり。
この学会はオックスフォード大学主催のものでテーマが「トラウマ」である。私は三島由紀夫の『仮面の告白』中に確認される彼のトラウマを論じるつもりだ。アブストラクトは応募した段階ですでに作成して、委員会に送ってある。それが審査をパスしたのだけれど。博士論文ですでに書いているものを多少手直しするつもりにしている。というわけでいくぶんのんきにしている。
ただ、飛行機のチケットを早く取らねばならない。明日HISに電話してみるつもり。それと、ホテルは学会が推奨するところにするか、楽天トラベルでとるか、いずれかになる。去年のザルツブルグのホテルは学会指定のところが楽天を通すと破格の値引きをしてくれた。
3月中旬なのでプラハはまだ寒いだろうけれど、せっかくの機会、思う存分楽しんでくるつもりだ。発表が終わったら、プラハ観光を予定している。
「プラハの春」を背景にした映画、『存在の耐えられない軽さ』、その舞台を見たい。それに、カレル橋もも自分のこの目で見てみたい。
ハプスブルク朝の「ブランチ」としての芸術の拠点だったプラハ、ヨーロッパの中心のひとつだったプラハ、その魅力をしっかり自分の目で確かめてくるつもりである。去年のザルツブルグではあまりにも短い滞在で存分に観光もできなかったけれど、プラハではその轍を踏まないようにするつもりである。