猿之助
まずチラシにある宣伝用の写真。 休憩が間に三回、それぞれ10分づつ入ったが、約3時間半にも及ぶ長丁場だった。それでも『古事記』の倭建命物語の一部省略である。このナガーイ芝居をまったく退屈させることなく、エンターテインメントの原点たる娯楽性を最…
以下、公演情報サイトから。 <みどころ> ついに大阪初上演!歌舞伎界の風雲児・市川猿翁率いる澤瀉屋一門がおくる新趣向と臨場感あふれる大冒険活劇中国四大奇書のひとつ「水滸伝」をもとに猿翁一門ならではの趣向を凝らし創られた壮大なスケール感あふれ…
この日は毎年恒例の「宝恵駕行列」の日で、猿之助、中車が駕篭にのって今宮戎神社までお練りをした後、松竹座玄関前に到着したところに折よく行きあわせた。で、お二人が挨拶をするのをすぐ間近でみることができた。初春に相応しいめでたさ、そして賑々しさ…
これは鶴屋南北作(1804)で、主人公の徳兵衛を務めたのはもちろん新猿之助。公演ちらしは以下。 スケールが非常に大きく、筋も込み入っているので、一見ではかなり分りづらかった。朝4時起きでの東京遠征、午後にはかなり眠気が襲ってきたので、正しい評価…
朝早い飛行機にしたのもこの公演の当日券を取ろうと考えたから。とにかく前売りチケットが取れなくて困った。ホテルに荷物をおいて劇場に行ったらラッキーなことに当日券が取れた。暑い中12時30分の開場まで時間をつぶし入場。ものすごい人、人。あの広い大…
染五郎、愛之助、そして獅童という今の歌舞伎界でもっとも生きのよい三人が出ずっぱりと聞けば、観ないわけにゆかないと思って、チケットはずいぶん前に取っておいた。この三人に亀治郎を加えれば、最もシュンな役者がそろう。今回は博多で澤瀉屋一門での歌…
とにかくもう脱帽!これで亀治郎のファンになった。きわめて知的で、それでいてカワイイ人だというのがよく分かった。シャープな方だというのは、写真のその目から察せられたのだけれど、それがちっとも「冷たく」ない。なんともいえない愛嬌がこぼれている…
今頃になって時差ボケがでてきたようで(こういうとき年齢を感じてしまう)、観劇中に居眠りをする可能性があるので、今日はコレだけを観た。これで8400円も払うのはちょっとモッタイナイ気もしたけれど、それだけの値打ちのある舞台だった。入り口に「一幕…