東京遠征の最終日には国立劇場で歌舞伎を見ることが多い。ただ、開演が12時と遅め。ホテルは10時までにチェックアウトしなくてはならないので、なにかの時間つぶしを見つける必要がある。美術館に行くこともあるけれど、駆け足で見ると見た気がしない。今回は東京都美術館の「奇想の系譜展」を考えたのだけれど、時間的にタイトそうだったのと、かなり混んでいるとのことだったので、諦めた。
こういうときは大抵日本橋丸善で時間つぶしをする。9時半開店に合わせて入って、1時間あまり滞在することが多い。今回もその伝だった。ここの雰囲気が好き。店員さんの応対もいい。何よりもいいのが、2階にエスカレーターで上がった時目前にずらっと並ぶビジネス書のディスプレイ。どういえばいいのか、美学のようなものを感じてしまう。ビジネス書だから、どこまでも地に足が付いていて現実的なはずが、このディスプレイには、その上を行くセンスが光っているような気がする。もちろんいまどきの売れ筋を並べてはいるのだけれど、他の書店とは違った感じがする。これと似ているのが、大阪だと大阪駅上の蔦屋書店。こちらはどの分野もおしゃれなディスプレイに内容も充実している。日本橋丸善はビジネス書が特にそう。
内容的にも最先端のビジネス書を置いている。もちろん一般書なので、素人の私にも読みやすい。ざっとスキムすると、今ビジネス界で何が起きているのか、何が起ころとしているのか、少しはわかった気がする。あくまでも「気がする」だけで、現実には何もわかっていないのかもしれないけど。かなり刺激を受ける。二回に一回は何冊か買ってしまう。帰ってからアマゾンで注文することもある。だから、写真を撮っておく。
で、今回撮影したのをアップさせていただく。
1階に降りてくるとちょうど「万年筆フェア」の最中だった。見ているだけで楽しい。