yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ロンドンの公用語は英語のはず?

今日を入れてあと三日でロンドンともおさらば。最後まで気を抜かないようにしなければ。研究の方では思いがけず成果があった。ロンドン大学には感謝してもしきれない。こういうgenerosityは大英帝国由来の「遺産」なのかもしれない。その遺産は、文化資源のみではなく、その社会、思想にも組み込まれて、広く波及しているわけで、同じ島国でも日本とはずいぶんと違った様相を呈している。

文化といえば、芝居も幾つか見ることができたし、オペラも2本見ることができた。ロンドンで文化活動に困ることはない。世界の第一級品が毎日、すぐ手に取れるところに「在る」というのは、おそらく東京の比ではないだろう。

でもしかしなんですよね。ロンドン市内に住むのは無理だろう。どこへ行っても道路にあふれんばかりの観光客、聞こえてくる言語は英語ではない。アメリカン・イングリッシュといった他地域の英語でもない。チャイニーズ、フレンチ、スパニッシュ、アラビック、その他もろもろ。彼らのマナーは恐ろしく悪い。結果、道路は今まで見たことがないほど汚い。ゴミの山。大声でしゃべり、傍若無人に右往左往するので、避けて通るのが大変。ほとんど裸(?!)に近い格好で闊歩している。加えて物価の高さ。おそらく世界一。ほとんどキャッシュレスで過ごしたので、帰ってからクレジットカードの請求書を見るのが怖い。

店で食事をしたり、お茶を飲んだり、買い物をしたりする際、店員のしゃべるのは明らかに移民と思われる英語。キングス・イングリッシュなんて、聞いたのはほんの数回。このインターナショナル・ホールの職員も然り。一昨日入ったイタリアン・レストランのウェイターさんは、イギリスの方だったけれどもね。マナー度は、明らかに店の格、そして本国人がどうかに比例していたように感じる。そういえば、ナショナル・シアター、ロイヤル・オペラハウスの観客は格が違っていた。彼らは街をウロウロするわけないから、当然か。

というわけで、帰国が近づいて、いささかホッとしている。先週の金曜日にストームがあって、それ以来涼しくはなっているのだけれど、繁華街に行く気が起きない。時間帯に関係なくどこもものすごい人だから。そういえば、日本人をあまり見かけない。繁華街に出ないせいもあるだろうけれど、当インターナショナル・ホールにもそんなに多くない。一週間に数人といったところ。たまに同業者かなって思う人もいるけれど、家族で来ている人がほとんど。それも、チャイニーズ、コリアンと区別するのが難しく、しゃべっているのを聞いて、日本人だとわかる。

明後日の午後9時にヒースロー発。最後の夜は空港そばのホテルを予約した。インターナショナル・ホールに最後の晩の返金をしてくれとメールしたらダメとのこと。ビジネスデイ5日前までに言わなくてはいけないとのこと。土日が入るから確かに5日には足らない。しかしですよ、傲慢!すべてにおいてサービスが最低だったので、かなり怒っている。