yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

チェコ人の合理性

今プラハ国際空港でフランクフルト行きの飛行機を待っているところ。マックPCのケーブルをチェックインした荷物に入れてしまっているので、電池がもつまでしか使えない。

このチェックイン時にも感心したのはチェコ人の合理性だった。人口が1000万人という少なさということもあるのだろうが、極力人の手がかかるのを省いている。チェックインは自分でコンピュータ画面ですませることになっていた。地下鉄でも同じく人の手を省くシステムがとられている。これはオーストリアでもそうだったけれど、改札がなくチケットを券売機から買ったら、その切符に自分で「改札」のスタンプを入れる。橋下大阪市長に見学にきてもらいたいくらいだ。こうなると市営地下鉄の人員削減が画期的に進むだろう。まぁ、日本では抵抗があるから無理だろうけど。

プラハの地下鉄の合理性にも驚嘆した。去年もそう感じたが、今年はさらにそれが強まった。外国人がみても自分の行き先が一目でわかるような掲示がプラットフォームの頭上に掲げられている。プラットフォームには駅名のみ示されていて、日本のように左右に駅名が入っていない。ロンドン、パリなどはこうではなかったので(もちろんアメリカ主要都市も)、この合理性こそチェコ人の真骨頂などだと感心している。この合理性がどこからきたのだろう。支配者だったドイツ人の影響もひょっとしたらあるのかもしれないし、またチェコに住みつき根をおろしたユダヤ人の合理性からきているのかもしれない。なによりもチェコ人の科学的性向からのような気がする。

省エネルギーも徹底していた。ホテルの廊下等は人が通るときのみ電気がつくようになっていた。ホテルの石けんも(日本でもビジネスホテルがそうであるように)液体で、ムダがでないようになっていた。

人のレベルが高いからこういうシステムで回るのだろう。書店が多いことにも
驚いた。それがどれも充実していた。残念ながらチェコ語が分からないので買い求めはしなかったけど。驚いたのは『古事記』の翻訳が今年出版されていたことだった。村上春樹の翻訳も何冊か出ていた。最新作『1Q84 BOOK 3』が平積みなっていた。人気作家なのだろう。

優秀な人を抱えるこの小さな国はきっとこれから経済的にも発展するに違いない。チェコの企業でグローバル展開をしているところがあれば投資先として有望だと思う。

お上りさん気分で撮ったいくつかの写真を以下に載せる。

まず、プラハ中央駅。非常に近代的な駅だった。内部にはブティック、書店、カフェ、レストランと多彩な店が入っていて、オシャレだった。
まず、チェコでいちばんよくみかけたスーパー。オーストリアのザルツブルグでもみたので、東欧、オーストリアでチェーン展開しているスーパーのようである。私も宿泊先のホテル近くの店にお世話になった。ここのパンのおいしかったこと!写真は駅舎内の店。


駅の内部のほんの一部

新しく開けつつある新市街にあるショッピングセンター

その近く一帯にストリートヴェンダーが出店していて、アメリカ西海岸、LAやサンフランシスコ、サンディエゴなどを思いだしてしまった。