ロンドン大学図書館で出会った書物のひとつ。廣末保氏の学識の広さと深さに圧倒された。先日、西宮図書館で借り出して読み直しているけれど、どの頁を開いても、その行間から窺える内容の濃さに、立ち止まり、そして考え込んでしまう。本は(洋書以外は)入…
「のぼる會」の合同公演なるもの。たつみ演劇BOXが主になっていると思っていたので、完全な肩透かし。「共演:座KANSAI、助演:たつみ演劇BOX in 『のぼる會公演』」との「副題」が付く。芝居は『森の石松』。芝居も舞踊も今まで見てきた中でも最低の部類。…
大衆演劇では十八番の『森の石松』。とくに「閻魔堂最期」はいくつもの劇団で見てきた。その中でもっとも印象的だったのは都若丸劇団のもの。もっともこれは舞台を見ていなくて、DVDでみたもの。死んだと見えた石松がまるでゾンビのごとく何度も「息を吹きか…
ラジオドラマを映画化したもの。GHQによる検閲が終わる1951年までは、時代劇映画を自由に制作することはできなかった。1954年公開の『笛吹童子』には検閲から解放された映画人たちの喜びが溢れているように感じられる。以下、構成と主たる配役を映画サイトか…
以下、「歌舞伎美人」サイトからお借りした宣伝ポスター。 <プロダクション&キャスト> 岸本斉史 原作 G2 脚本・演出 うずまきナルト うちはサスケ 綱手 大蛇丸 春野サクラ うたたねコハル 猿飛ヒルゼン シズネ 干柿鬼鮫 薬師カブト 水戸門ホムラ うちはイ…
芝居と舞踊ショーの二部構成。ここでは夜にもお芝居が入る。池袋から乗った東武東上線の勝手がつかめず、お芝居には10分遅刻してしまった。張り出してある芝居リストは翌日からのもので、この芝居のタイトルがわからず。パターンとしてはよくある筋。 大店に…
今日を入れてあと三日でロンドンともおさらば。最後まで気を抜かないようにしなければ。研究の方では思いがけず成果があった。ロンドン大学には感謝してもしきれない。こういうgenerosityは大英帝国由来の「遺産」なのかもしれない。その遺産は、文化資源の…
日本も最高気温の記録が更新される地域があるのを、ネットニュースで知った。水害の上に高温だと、避難している方たちは弱り目に祟り目。さぞ大変だろうと、気がもめる。 ロンドンもここ数日は異常気象の影響をもろに受けている。連日31−32度。例年だと暑く…
バスでロンドンの中心から北西に30分くらいのフリンジにあるライブハウス「OTO」でのライブ。図書館のF子さんが誘ってくださった。日本人ロッカーのMakoto Kawabata (河端一)さんのバンド、“Acid Mothers Temple”のロンドン公演。このバンドの英国世話人がF…
資料収集はなんとか目処がつきかけているので、もう帰国でもいいのだけれど。整理の期間が与えられたと考えて、目一杯利用するつもりにしています。 能に関しては、ここにあるものはかなり集めることができた。英語で書かれたもので本当に参考になるのは5、…