yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

チャールズ新国王が招待した(い)のは今上陛下である証拠:『デイリー・メール』記事「チャールズ新国王は戴冠式を行うにあたり、日本の天皇の即位礼を参考にしている」

Daily Mail( 23 April 23, 2023)の記事である。リンクしておく。

www.dailymail.co.uk

次のような副題が付いている。

◯ 日本の天皇即位の礼が英国の戴冠式に最も近いもの

◯ チャールズは天皇即位の礼に二回出席している

以下に、日本の即位礼関連部分を抜粋要約する。

英国の伝統的戴冠式に近いのは世界では唯一日本の即位礼だけである。チャールズは2回にわたり日本の天皇即位の礼に出席しているが、その際じっくりと観察したのは間違いない。それが、海外の王室関係招待客のリスト作成にも影響したと考えられる。徳仁皇太子の即位礼に随行したチャールズに最も近い側近の一人がファウセット氏であるが、彼も日本方式を視察(偵察?」した模様である。

即位礼は1500年の伝統を踏まえ、神道に則って行われる。その即位礼は英国戴冠式と多くの共通点がある。伝統的装束、神道儀式、受福、即位の宣明を2千人の招待客の前で行うこと。宮殿正殿松の間において執り行われる「即位礼正殿の儀」では伝統的な錆色装束を身につけた新天皇が高御座に登って、「おことば」を述べる。英国ならウエストミンスター教会での戴冠式に当たる一連の儀式に当たる。

興味深かったのは、伝統装束(十二単衣)に身を包まれ天皇の側に立たれた雅子皇后に、カミラ新女王をなぞらえている箇所だった。また天皇の「おことば」についても詳しく述べられているのにも、驚いた。私がさらに驚嘆したのは日本の即位に関する儀式———おことばとそれに続く一式の儀式次第———が極めて詳細に、内容も正確に描かれていたことだった。次のように記載されている。

天皇陛下の「おことば」:私はここに、日本国の国家の象徴であり、国民統合の象徴として、憲法に則って行動し、責任を果たすことを誓います。常に民の側に立ち、民の幸福と世界平和を祈念いたします。*1

その間、三種の神器が天皇の傍に置かれている。「おことば」(宣明)のあと、総理大臣の祝辞とチャールズ皇太子を含む参列者一同による「万歳三唱」が続く。

この「即位礼正殿の儀」は英国の戴冠式に似ているが、神道(宗教)儀式である大嘗祭(Grand Harvest)も英国のものに似ている。即位礼の1ヶ月後に執り行われる大嘗祭は皇位継承にあたっての最も重要な宗教儀式であり、新天皇が皇室の祖先の神々に結びついたことに感謝の祈りを捧げるものである。

これらを踏まえて、「日本の即位礼は『俗』と『聖』とが有効に組み合わされたもの」という分析も明快である。さらに、チャールズがその俗と聖の二部式にすることまで予想している。

さらに論は進められ、戴冠式招待客リストの作成も日本のそれに倣っている可能性を指摘している。

この後の部分は割愛するが、チャールズ新国王が日本の即位礼をつぶさに観察し、自身の戴冠式にそれらを参考にして、英国式においても新たな儀式の形を採ると予想しているのである。チャールズが「戴冠式には(従来のように)皇太子位ではなく王位の方々を招待する」という新たな方針を打ち出したのには、彼自身の希望もあるだろうが、日本のものに倣ったというのも否定できない。*2

英国の王室が他のヨーロッパの王室とはさほど違っているとは考えたこともなかったので、チャールズ新国王がここまで日本の伝統に英国との共通点を見出し、それを尊重、場合によっては採用するというこの記事内容には驚いたし、また感動した。英国、英国民は日本人が考える以上に、日本の天皇に関心を寄せていることもこの記事の論調からわかった。タブロイド紙にしては格調が高いのにも驚いた。天皇、天皇ご一家、皇統への尊敬の念が強く感じ取られた。

だから、チャールズ国王からの招待状には間違いなく、どの王族よりも共通点がある今上陛下と皇后陛下の名前が書かれていたはずである。ましてや、今上陛下が2年間オックスフォードのマートン・カレッジ大学院で学ばれた折には何度も王室のゲストとして親しく交わってこられた歴史がある。この記事を読むと、あのニセ皇族の秋篠宮とその下品な妻が招待状を横取りしたことへの怒りがマグマのように湧き上がってくる。まったく彼らはお呼びではないことがわかる。

そしてここに出てきたのが、ロングボトム駐日英大使の会見記事(『時事通信』28日付)の記事。リンクしておく。

www.jiji.com

記事全文は以下である。

ロングボトム駐日英大使は28日、来月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式を前に大使公邸で記者会見し、「英国王室と日本皇室の間、日英両国の間に今後も深く、有意義な友好、友情が続くことを期待する」と強調した。

大使は、昨年死去したエリザベス女王の日本公式訪問が1回だったのに対し、チャールズ国王は皇太子時代に訪日する機会が多くあり、日本の皇室との関係を築いてきたと説明。「ある意味、国王になるまで長く待ったことが日本との関係において大いに役立った」と指摘した。
 また、新型コロナウイルス流行の影響で延期された天皇、皇后両陛下の訪英について、「できるだけ早期の適切な時期に国賓訪問が実現することを期待している」と語った。両陛下は、エリザベス英女王の招待で、2020年に国賓として訪英する予定だった。

この会見を上のDaily Mailの記事と照合させて読み込むと、チャールズ国王と日本の皇室(この場合は間違いなく親交の篤かった今上陛下その人をさしているが)との関係の密接さが、両国の良好な友好関係に貢献していることを、大使が言明しているのがわかる。一言で言えば、「チャールズ国王と何ら絡みのない秋夫婦はお呼びでない」ということ。さらにそれを強調しているのが、最後の段落。両陛下への国賓としての訪英の催促(要望)である。

twitterのトレンドに「秋篠宮夫妻戴冠式出席反対」、「#秋篠宮家不要」、「#秋篠宮家は日本の恥」、「#秋篠宮家と宮内庁は解体」が連日あがるほど、国民は秋篠宮夫婦が今上陛下宛にきた招待状を横取りしたことに怒っている。秋一家の皇族特権の濫用(それらの中には犯罪の握りつぶしもある)に怒り心頭である。

 

そろそろ政府、内閣府が動かないと、大変な混乱が待っている。岸田さん、無能ぶりに磨きがかかってきましたね。次の選挙では自民を落とさないと。

 

*1:

‘I hereby swear that I will act according to the constitution and fulfil my responsibility as the symbol of the state and of the unity of the people of Japan, while always praying for the happiness of the people and the peace of the world as I always stand with the people.’]

‘I hereby swear that I will act according to the constitution and fulfil my responsibility as the symbol of the state and of the unity of the people of Japan, while always praying for the happiness of the people and the peace of the world as I always stand with the people.’

*2:特にこの記事が皮肉交じりにあげているのが、英国民の批判を受け、費用をできるだけ削るのに、日本の即位礼を参考にしたというtipである。ここに脚注を書きます