yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ワインバーの「フレンチおでん」

ルクア大阪 B2Fにあるワインバー、「赤白ルクア大阪店」にあったメニュー。当ブログ記事には基本外国滞在中は例外として、食事の記事は書かないことにしていたのだけど、一度だけ脱線。「創作おでん」と銘打った大根がとてもおいしかった。白、赤、ワインも絶品。この奥にあるワインの店でときどきワインを買う。そのときこちらの前を通る。いつも人が数人、ときとしては20人も並んでいる。並ぶのは嫌いだし、ひとりでは入りにくそうだしで、入ったことはなかった。この日はアメリカの大学院で指導教授だったC先生が一緒して下さったので、入店。数人待ちだったのだけど、5、6分待って入ることができた。食べログで検索したら、もちろん高い評価。梅田ホワイティでいつも混んでいるワインバーも「赤白」だと知った。こちらは「ルージュエブランコウハク」っていうらしい。

前菜とメインとをそれぞれ3品とった中でいちばんおいしかったのが「ポルチーニ茸のソース大根」。「創作おでん」らしい。たまたま隣りに座ったカップルに見習ってだったのだけど、正解だった。C先生の赤ワインも私の赤と白のワインもどちらもおいしかった。メインディッシュの方はかなりがっかり。でもソースはすばらしかった。彼女も喜んで下さったので、うれしい。

お昼に八尾で「劇団悠」のお芝居、ショーを観て、そのあとこちらに来たので混む前の時間帯だったのが幸いしたのかも。でも平日のこんな時間(午後4時半)にゆったりとワインを楽しむ人が多いのに驚いた。店の中はかなりの喧噪。でもそれだから人に話を聞かれる心配もなく、C先生とキャッチアップできた。

彼女は「京都コンソーシアム」(同志社大学が拠点らしい)で今学期(1月から4月末まで)クラスを担当。ペンシルベニア大学の教授。専門は日本古典文学。「京都コンソーシアム」はもともとスタンフォード大学が京都の大学と提携して始めたらしいのだけど、今のアメリカでの担当大学はコロンビア大だそう。平安時代の物語に今まであまり縁がなかったのに、最近物語を読むようになった。彼女のクラスでタイラー訳の源氏を読んだことを思いだし、不思議な引力というか「縁」を感じてしまった。そういえば、なんと、彼女のコンソーシアムでのクラスのテーマは、源氏でも平安時代文学でもなく、「日本の食」だそう。