yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

歌舞伎座新開場杮葺公演

歌舞伎会から機関誌、『ほうおう』が送られてきたので、早速歌舞伎座開場の4、5、6月の演目を確認した。4月分は松竹のサイトで知っていたが、あまり食指の動くものがない。強いていえば玉三郎くらいだったので、もともと行く気はなかった。5月がどうかといえば、第二部の『廓文章』は仁左衛門、玉三郎という「往年」を彷彿させるコンビなので、チケット販売サイトを確認したところ、一次から三次までの販売になっていて、結構煩わしい。というか、「なに、気取ってんの?」と思ってしまった。一応歌舞伎会に入っているので、先行販売があるのだが、「それまでして行くか?」と思ってしまった。若手がほとんど出ていないんですよね。従来の歌舞伎の形をそのまま踏襲ということか。歌舞伎界に少し新しい風が吹いてきているような、そんな期待をしていたのに、それはもののみごとに裏切られてしまった。この4、5月公演には海老蔵は入っていない。

6月に行くかどうか、思案中。でも6月の『鈴ヶ森』、白井権八が梅玉っていうんでは、これも考え込んでしまう。イキのよい若手がいっぱいいるんだから、彼らに演らせて欲しい。この月は海老蔵が『助六』に出る。あとの役者、若手でどうしても観たいと思うのはでは菊之助ぐらいである。

新橋演舞場はもとの路線に復帰してしまった。国立劇場も歌舞伎公演は4、5月が飛んで、6月は「歌舞伎鑑賞教室」である。関西はもっと「悲惨」で、何もない。というわけで、この3月の東京遠征では観れるだけ観るしかなさそうである。

そういえば、猿之助は4月「金比羅歌舞伎」なんですよね。こちらはとっくに全席売り切れだから、本当に行く気になるのなら、オケピのお世話になるしかないだろう。それも可能性薄だけれど。