yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ミシュランガイド:京都、大阪、神戸、奈良 2012年版

買ってしまった。今日大阪に出たついでに書店によったら、これが平積みになっていたので、つい中身をみて、そうするとやっぱり欲しくなった。

「レストラン・ハジメ」が今年はどうだったのかと気になったのだが、当然ながら今年も三ツ星だった。アメリカの友人と今年「レストラン・ハジメ」に行ったのがミシュランガイドに出くわした最初だったのだが、毀誉褒貶はあるものの、中身をみる限りごく妥当な評価が出ていると思った。ただ、漏れているところは山ほどあるような気もする。これがアメリカの大都市のレストランなら、「漏れる」心配は余りないのだけれど。関西圏はミシュランで一ツ星になっている程度の店は他にも多くあると思うから。それくらい関西圏は優れている。

大してグルメでもない私にも記憶に残っている店がいくつかある。出逢った古い順からだと京都の「浜作」。都ホテルに宿泊した折に出たここの天ぷらのおいしさは衝撃的だった。

次は「祇園ささ木」。カウンターで出される料理の一つ一つの完成度が高く、今でもその味は覚えているほどである。

次は塩尻駅前のおそば屋さん(店の名前が分からない)で食べたおそば。これはおそばだけで2千円もしたので、「えっー」と思ったのだが食べてビックリ!値段以上の価値があると納得。未だにあのそばを超えるそばに出くわしていない。

そして、「ハジメ」である。

「浜作」、「ささ木」、「ハジメ」は今度のミシュランガイドに納められている。

日本でもアメリカでもフレンチ、イタリアン、そして中華のレストランでそこそこのところはあったけれど、それが舌の記憶としては残っていない。でも和食だといくつかのスグレモノはあった。フィラデルフィアの「Morimoto」のおまかせコースと寿司は良かった。また、ミシュランがぜひ取り上げて欲しいけれど、明石の「菊水寿司」もすばらしかった。

ときどき無性に食べたくなるのは、関西人のくせにおそばである。塩尻までは出かけられないので、去年は食べログで評判のよかった「かぶらや」に行った。まだミシュランの評価が出る前だったので、予約なしでも大丈夫だった。こんどのミシュランに芦屋の「むら玄」が出ていたので一度行ってみようかと考えている。また、daytradenetの馬淵一さん(この方すごいグルメである)が以前紹介されていた神戸熊内の「山親爺」というおそばやさんが今回一ツ星なので、実家に帰った折に立ち寄りたい。

そして今度初めて三ツ星を獲得した西ノ宮甲陽園の「子孫」、ぜひ行ってみたい。また二ツ星の芦屋の「たか木」にも一度出かけたい。とはいうものの、予約をとるのが何ヶ月か先とか、その予約そのものがなかなか取れないと、諦めざるを得ないかもしれないけど。

ミシュランガイド、ぱらぱらとめくり、行き当たったページをながめるだけでもとても楽しい。紙媒体なので、たしかな手応えを感じる。編集も親切で、「五千円以下で食べれるレストラン」とか、「雰囲気の良いレストラン」というジャンルでもわけているので、自分の好みにあわせて選びやすい。ミシュランというと高級なところばかりを紹介しているのかと思っていたが、そうでもなかった。このぶんだと1、2年の内には「タコ焼き」とか「お好み焼き」といったB級グルメの登場もあり得るかも?