yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

グーグル、ザガット買収

アメリカに行っていて、しばらくアップデートしていなかったTwitter をみておどろいた。Tweetしている佐々木俊尚さんの記事にこれがあった。ザガットについては昨日の記事でも言及したけれど、アメリカで出版されているアメリカのミシュラン版と思えば良い。ただ、アメリカではミシュランなどよりよほど信頼に足るレストラン評価だということになっている。昨日の記事にも書いたように、がっかりしないレストランを探すのに、私はいつもこの評価をみた。23点以上だと上出来で、このランクでは当たり外れはなかった。ただしフィラデルフィアでは。ザガットは各大都市ごとに本になっているので、他の地域は知らない。

もちろん私の評価とは日本食レストランではずれもあったけれど、他のものではほとんどが当てはまっていたので、さすがと感心したものである。この評価の付け方がよく問題になっていたけれど、その舌が信頼に足るの人を集めて集計した結果だと思う。というのもアメリカの「食べログ」にあたるネットサイトをみて行ったレストランは、それが日本のものであれ、チャイニーズ、コリアン、イタリアン、フレンチといったものであれ、あまり正確ではなかった。もちろん高い評価のところはそこそこの味だったけれど、その次のランクになるとまったく当てにならなかった。

そういうサイトに比べるとザガットの評価はかなり正確だった。ということは、グーグルの先見の明はただものではないということである。レストランであれ家庭であれ、食に対して日本とはまったくちがう評価基準をもつアメリカで、ここまで信頼されるメディアになったということが、意外でもあった。

たしかにアメリカではほんの一部だけがいわゆるグルメで、その他の人たちは日本人とは比べるべくもない味にたいしては「寛容」な姿勢をつらぬいているので、グーグルがこれに食指を動かしたのが、新鮮でもあった。

この買収がグーグルにとてつもない利益をもたらすことはまちがいないだろう。