yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』@シネリーブル梅田 8月1日

近いうちに上映が終了するだろうと考えて、慌てて出かけた。午後2時開演なので、立地の良いといえない「シネリーブル梅田」、おそらく観客数は少ないだろうと想像していたら、なんの、8割方入る盛況ぶり。驚いた。夏休みなので、教員が多かったのかもしれな…

暑さに負けない熱演の「劇団あやめ」千秋楽@がんこ座7 月30日

劇団員はたった六人。それでもこのクオリティに、いつも頭がさがる。近いうちにパリ公演が予定されているとか。そういえば、座長の猿之助さん、数年前にはオペラ座(ガルニエ宮)で踊られたんですよね。日程が発表されれば、それに合わせてパリに行こうかと…

海老蔵の休演@歌舞伎座「七月大歌舞伎」

2日間の休演では体調回復は無理だったようで、18日も休演らしい。このあともどうなることやら。もともと、海老蔵が目当てでチケットを取っていた人は甚大な迷惑。とはいえ、同情はしない。よほどのミーハー、もしくは歌舞伎素人だから。海老蔵はそれに値す…

九郎右衛門師の研ぎ澄まされた感性が光る『安達原』in 「面白能楽館 恐怖の館」@京都観世会館 7月27日

片山九郎右衛門師の舞台で感動しなかったことは一度もない。常にそのクオリティの高さとそしてそれを可能にする人格・品性の圧倒的高さに感動させられる。これ、決して大仰に言っているのではない。彼の舞台を一度でも見たことのある人なら、必ずや同意して…

恐ろしくあり楽しくもあり「面白能楽館 恐怖の館~のがすまじきぞ~」新企画@京都観世会館 7月27日

毎年この時期に開催されている「面白能楽館」。参加するのは初めてだったけれど、今まで知らなかったのが残念。主催能楽師の方々の能を広めたいという強い想いがひしひしと伝わる企画だった。さまざまな年代の観客を、飽きさせないでとことん楽しませる工夫…

『上州土産百両首』in 「七月大歌舞伎」@大阪松竹座7月16日

以下に「歌舞伎美人」サイトから拝借したあらましを。 川村花菱 作 配役 正太郎 芝翫 牙次郎 菊之助 宇兵衛娘おそで 壱太郎 みぐるみの三次 橋之助 亭主宇衛 猿弥 勘次女房おせき 吉弥 金的の与一 彌十郎 隼の勘次 扇雀 みどころ すりの子分の正太郎は、ある…

歴史に残る名演だった「五段目より七段目まで」『仮名手本忠臣蔵』in「国立文楽劇場開場35周年記念 夏休み特別公演」@国立文楽劇場 7月23日、24日

24日に床前の良席で観劇できたのだけれど、あまりにすばらしい舞台。公演中全席完売だと知っていたのだけれど、諦めきれずに文楽劇場サイトにアクセス。なんと急遽2席空席が。迷わず確保した。 どの段も優れて見応えがあったけれど、その中でも特に良かった…

主演のヴィクトール・ポルスターの繊細が光る映画『Girl ガール』@シネリーブル神戸 7月20日

「トランスジェンダーの男性バレーリーナ」を主人公とする話と知った段階で、見たいと願っていた作品。公式サイトをリンクしておく。 webcache.googleusercontent.com また、Wikiの解説(なんとすでに出ていた!)にあった「キャスト」、「ストーリー」をお…

安倍晴明伝説を組み込んだ「葛の葉」(『芦屋道満大内鑑』)」in 「七月大歌舞伎」@大阪松竹座 夜の部

ちょうど6年前の7月に国立劇場でこの「葛の葉」を見て記事にしている。 www.yoshiepen.net 葛の葉を演じたのは今回と同じく時蔵だったのだけれど、子供を抱いたまま筆を口にくわえて障子にあの有名な歌を残す場面は、今でも目に浮かぶ。時蔵の予想外の(失礼…

関西・歌舞伎を愛する会 結成四十周年記念 「弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)」

道頓堀芝居前の場 40年前の関西の歌舞伎は京都南座の顔見世のみというくらいまで、落ち込んでいたとか。なんとか昔の華やぎをもたらしたいと、尽力したのが澤村藤十郎。甲斐あって、会設立から四十周年を迎えることとなった。 だからだろう、上方歌舞伎に縁…