yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

茂山千作師の狂言『墨塗』in 国際交流基金主催「能と狂言の会」@京都観世会館 11月20日

初めて見る演目。とにかくおかしかった。外国人留学生も大喜び。「思い知ったか、京都大蔵流狂言の実力!」って、心の中でつぶやいていた。演者一覧は以下。 シテ(大名) 茂山千作 アド(太郎冠者) 茂山茂 アド(女) 茂山千五郎 後見 島田洋海 以下、いた…

片山九郎右衛門師の能『海士』in 国際交流基金主催「能と狂言の会」@京都観世会館 11月20日

能『海士』は今年9月の林宗一郎師の舞台を見逃してして以来、見る機会がなかった。昨年の京都市立芸大の講習で浅見真州師シテのDVD(NHK放映を録画したものらしい)版を見て以来、ずっと見たいと願っていた演目。以下に一昨日の演者一覧を。京都観世らしく、…

—羽生結弦が「羽生結弦」であるために—羽生結弦選手「秋によせて」inフィギュアスケート・グランプリシリーズロシア杯@メガスポルト、モスクワ

進化し続ける羽生結弦選手の演技。アスリートでありながら、アーティスト。そしてフィロソファーでもある。彼以上のフィギュアスケーターはもう出ることはないだろう。彼の前にも、そして後にも。今回のロシア大会での練習中、足首を再び痛めてしまったこと…

コテコテの大坂感を前面に出した『雁のたより』 in 「當る亥歳吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」@京都南座 11月14日夜の部

まず、配役を以下に。 <配役> 髪結三二五郎七 若旦那万屋金之助 前野左司馬 愛妾司 医者玄伯 高木治郎太夫 乳母お光 花車お玉 鴈治郎 染五郎改め幸四郎 亀鶴 壱太郎 寿治郎 市蔵 竹三郎 秀太郎 なぜか、「歌舞伎美人」に「みどころ」が」アップされていな…

「高麗屋襲名披露口上」 in 「京都南座新開場記念「當る亥歳吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」@京都南座11月14日夜の部

京都南座、3年弱の改修工事を経て今月から新開場。毎年恒例だった11月の「顔見世興行」のメインは「高麗屋襲名披露」。「二代目 松本白鸚」、「十代目 松本幸四郎」、そして 「八代目 市川染五郎」が誕生した。 夜の部に「口上」があった。ただ、高麗屋三代…

「中将姫雪責の段」『鶊山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)』in 「11月文楽公演」@国立文楽劇場 11月3日夜の部

「中将姫(雪責)」の話自体はとてもドラマチック。だから、芝居の作り手の興味を引くのだろう、謡曲、浄瑠璃、そして歌舞伎で取り上げられている。以下、Wikiからの興味をそそられる解説。 中将姫伝説をもとにした演目であり、中将姫のことはこの『鶊山姫捨…

12月観劇予定

能・狂言は主として京都観世会館でのものをいくつか見る予定。「京都観世会例会」では青木道喜師シテの『鉢木』、橋本擴三郎師シテの『籠太鼓』、分林道治師シテの『船弁慶』、茂山七五三師の狂言、『魚説法』と豪華な布陣。初めて見るものが多く、楽しみ。…

味方玄師シテの能『花筐〜筐之伝〜』in 「京都観世会館60周年 第60回京都観世能 第二日目」@京都観世会館 10月28日

記念公演ということで、なんと能が四本!申し訳なかったけれど、最後の『石橋』は失礼した。残念だったのだけれど、疲労の極限だったので。前週の第一日目を見ていないのも残念。体力と財力とに余裕があれば(なにしろ二等席で一万円ですから)、両日見たか…

『隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)』[法界坊] in「吉例顔見世大歌舞伎」@歌舞伎座 11月9日夜の部

以下に「歌舞伎美人」から拝借した配役とみどころを。 奈河七五三助 作 石川耕士 補綴 序 幕 向島大七入口の場より 大喜利 隅田川渡しの場まで 浄瑠璃「双面水澤瀉」 <配役> 〈法界坊〉 聖天町法界坊 猿之助 五百平 巳之助 おくみ 尾上右近 野分姫 種之助 …

菊五郎と時蔵の『十六夜清心』in「吉例顔見世大歌舞伎」@歌舞伎座 11月10日

配役とみどころを「歌舞伎美人」からお借りしておく。以下。 河竹黙阿弥 作 花街模様薊色縫 十六夜清心(いざよいせいしん) <配役> 清心 十六夜 恋塚求女 船頭三次 俳諧師白蓮実は大寺正兵衛 菊五郎 時蔵 梅枝 又五郎 吉右衛門 <みどころ> 情緒豊かな清…