yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

どうなるアメリカ大統領選

四年に一度の大イベント。四年前にもこのブログに書いている。の時はすでに日本に帰国していたので、まるで他人事(あちらにいても外国人なのでそうなんだけど)のように、というか不謹慎にも「面白がって」高みの見物の気分だった。2000年の選挙の時は向こうにいたので、否応なく関心を持たされた。なにしろ連日のごとくテレビ、ネット等のメディアが報道していたから。それに友人に大統領候補の討論会、講演会等に連れて行かれたから。

アメリカ大統領選の予備選挙の熾烈な戦いぶりについて描いた映画、『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』を見れば、その実態が幾分かは分かると思う。横溢するエネルギー、その消費(浪費)、それに伴う莫大な資金の消費(浪費)。ちょっと日本人には想像がつかない。また実感はわかないだろう。仮にその場にいても、ピンとこないかも。実際私がそうだった。

私が今度の選挙で興味があるのは共和党民主党双方の候補者が過去に何度もタブロイド版を賑わせた張本人たちだから。ミセス・クリントンの場合、中国ロビーとの暗い関係が取り沙汰されたり、私用の電子メールを国務長官時代の公務に使っていた等の問題が今でもよく取り上げられる。

でも「ヒラリー・クリントン」と聞いて、私のイメージの中で最も峻烈に立ち上がってくるのはクリントン大統領の不倫騒動。彼女の夫のクリントン元大統領がホワイトハウスの実習生、モニカ・ルインスキーと大統領執務室で関係を持ったあの事件。大学のクラスでも、授業が始まる前に話題沸騰だった。もちろん面白おかしく。政治風刺で有名な「サタデー・ナイト・ライブ」でも二人の寝室での「光景」がもっともらしく映像になっていて、笑い転げた。ヒラリーの乙に澄ました顔にどうしてもそちらのイメージがかぶさってしまう。

ドナルド・トランプの方は過激にさらに「タブロイド」的。何度も離婚、再婚を繰り返す世の男性にとっては垂涎の的(?)多分アメリカ人男性にとってはアイコンになっている(と密かに信じている)。でもあの方が大統領になるのは困りますよね。特にあの日本への差別的発言。単なるコミックフィギャーとして笑い飛ばせない。あの方、ペンシルベニア大学の先輩になる。ただしウォートン(Wharton)と云うビジネススクールの。ペンでどれくらい話題になっているんだろうと、「Daily Pennsylvanian」というペンの学生新聞を覗いたら、やっぱり記事になていた。当局者たちはトランプ話題を避け、もちろん一切コメントはないとのこと。私がいた頃は共和党候補も大学に講演、討論会に来ていたけれど、今度はそれはないのでは。大学当局は「恥」って考えているようだから。本人はメディアで「ウォートン出身」を連発しているようだけど。