yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

『ロック・オヴ・エイジズ』(Rock of Ages)@Garrick Theatre 3月29日

楽しかった!全編80年代のロック。衣装も時代を反映したもの。映画版があったことを、ホテルに帰ってからネット検索して知った。

話は単純、他愛ないもので、カンザスの田舎から女優になることを夢見てLAにやってきたシェリーが、ウェイトレスをしながら機会をうかがっている。そこで音楽で名をなそうとしている、ロックンローラーのドリューに出会い、いつしかお互いに惹かれあうようになってゆく。しかし、シェリーは店にやってきた有名な歌手、ステイシーにぞっこんになってしまい、やがて捨てられる。街を去ったシェリー。今はストリッパーとして生活している。そんな折、ばったりとドリューに出会う。二人は離れていた距離を埋め合わせるかのように、急速に接近する。ストリッパーとして店で踊っていたシェリーのところへ、ステイシーが現れる。二人が一緒にいるところをみたドリューは誤解するが、やがてそれもとけ、二人は結ばれる。

「ミュージカル」というだけあって、音楽に重点が置かれているので、芝居そのものに興味がある私には、このあたり今一つ物足らなかった。次の機会に見るかどうかは疑問。

激しい音楽に激しいダンス。圧倒された。しかも一番前の席だったので、汗が飛んでくるかのような「近さ」にちょっと参ってしまった。

照明はまるで大衆演劇のものと同様だった。それで改めて、大衆演劇のグレードの高さを認識させられた。音楽と踊りの組み合わせも、大衆演劇のラストショーのようだった。観客を巻き込んでゆくスタイルも、まさに大衆演劇のものだった。だから、あまり違和感なく観ていた。最後は金銀の紙吹雪が客席に降り注ぎ、それも大衆演劇そのままだった。

マチネだったので、夜のキャストよりもマイナーな人たちの出演だったようである。ドリューをした役者が都若丸さんにそっくりだった。顔ばかりでなく、体型も。ダンサーの一人は「エリカ様」そっくりだった。