yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ザ・リッツ・カールトン大阪のコスパ

最近大衆演劇にひっぱり回していた友人と、昨日は観劇なしで、ランチをした。梅田ナビオの「厨花」というチャイニーズレストランで、お昼のコースにした。女性客で満員だったけど、いかにも若い女性好みのメニューだったので、納得。

その後、お茶をしようという事になり、彼女の提案でザ・リッツ・カールトンのラウンジに行った。床は大理石、壁はマホガニー、天井にはきらびやかなシャンデリアで、数世紀前の貴族の館に踏み込んだような錯覚に陥ってしまった。おりしもバイオリンとピアノの生演奏中(メンデルスゾーン、そしてヨハン・シュトラウス)で、結婚披露宴帰りの客で満席だった。場違いな嬌声が響いていたのは興ざめだったけど、彼らが退出した後は「いつもどおり」(友人の弁)の落ち着いた雰囲気に戻って、サービスを満喫できた。紅茶を頼んだのだけれど――そしてそれは普通の喫茶店の3倍の値段だったけど――すばらしいコストパフォーマンスだった。友人はここの常連のようで、フレンチも和食もとてもよいと言っていた。宿泊すればクラブラウンジサービスを受けれるのだそうで、ちょっと違う世界の話ではあった。先日のミシュランで高評価を受けたそうな。

このホテルはアメリカ資本だけど、他の高級ホテル、フォーシーズンズ、そしてちょっと格落ちのヒルトン等と比べても高級感では群を抜いている。アメリカでもリッツ・カールトンは高級ホテルの代名詞で、私なんぞにはご縁がなかった。フィラデルフィアでの定宿だったホテル(1ヶ月連泊してもアパートの家賃並みの安さだった)が2年前にペンシルバニア大学に買い取られて泊まれなくなったので、フィラデルフィア滞在の折にはPricelineというオンラインの旅行代理店で、ビッドして部屋を取っている。でも、最高級の5つ星を指定してもヒルトン、ハイアットどまりである。100ドル未満のビッドだから文句は言えないのだけど。リッツはビッドでも多分200ドルは降らないだろう。

ヒルトン、ハイアットといったアメリカ型のホテルとリッツとの違いは、なんといってもその内装の重厚さだ。リッツ大阪はアメリカ人には評判が悪いのだそうだけど、その理由は想像がつく。彼らはヒルトン、ハイアットのような開放的な明るい空間を好むのだと思う。私も明るい方がいい。