2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昼前からここで5時間あまり過ごした。ワクワクの連続で去りたくなかった。でも、大降りだった雨が少しマシになったのを見はからって退出。6月に再訪するのが待ち遠しい。ロンドン大学に来るという計画は、10年前にペンシルベニア大学でのシンポジウムで、パ…
はからずもこの日が初日。昨年、ロイヤル・オペラの『アリス』で懲りたので、今回は全く調べていなかった。ナショナルシアターの芝居に行くつもりではあったのだけどチケットがうまく取れず、しかもGood Fridayに当たるので、バレエになった。これで正解だっ…
チケットを確保したのが3週間前。ちょうど旅行シーズンに当たってしまったため、BAのダイレクト便は25万円なんてべらぼうな値段。欧米系も同じ。仕方なく、キャセイにした。キャセイは返還前にイギリスに行くのと香港観光で2回使っているけれど、その頃とは…
主催は能楽学会。昨年から参加できればと思ってきたのだけれど、つい億劫風が吹いて参加し損なっている。(日本での)英米文学系の学会はアメリカに行く直前、帰国後を合わせて3回ばかり参加したのみ。発表のほとんどが院生だったというのが主たる理由。ま…
河竹黙阿弥作。五代目菊五郎が新三を演じたのが最初。だからキャッチフレーズ「江戸歌舞伎“四代にわたる芸の継承”」が効いてくる。国立劇場サイトに掲載されている写真は以下。 それにしても今までに見てきた新三の中で、もっとも姿形の良い新三だった。悪党…
ちょっと「方針」を変え、見た能楽公演一覧詳細はアップすることにした。能を集中的に身始めて一年半、良かったと思ったもののみのレヴューを書いてきた。でもピンとこなかったものを省いていては、「記録」の意味がなくなる。あくまでも個人の評なので、独…
この『卒都婆小町』と『松虫』がセットになって入ったDVD。いずれもが「名演」なんていうシンプルな表現を超えた力のある舞台。『卒都婆小町』は1967年2月に放映されたもの。まず、よろよろと登場した老女のさまに品格がある。みすぼらしい風態なのだけど、…
最晩年70歳の頃の舞台。六郎師55歳の『松虫』を先日DVDでみて、涙が止まらなかった。初見ではなく以前にも見ていたのに、そのときは特別胸に激しく迫るものがあった。おそらく初見時は見る目がカルティヴェイトされていなかったのだろう。六郎師60歳の『卒都…
素晴らしい謡で感動!抑えた中にも華やかさのある謡は梅若実(玄祥改め)さんの独断場だろう。穏やかに嫋嫋と語られた中に凄みがあった。脱帽した。昨年の『紅天女』の舞いで失望したのだけれど、今回舞いの箇所はなかった。梅若実さんの舞台をそう多くは見…
迂闊なことに、1月放送の最初のものを見逃している。だから、遅ればせながらもこの放送がみれたことは幸運だった。シネマ歌舞伎で「京鹿子娘五人道成寺」を1月にみて感動したばかり。いずれもが「稀代の女方役者、坂東玉三郎集大成」の環のひとつ。この「伝…
「羽生結弦選手のパフォーマンスがなぜ美しいのか」を「分析」している本が本屋に平積みになっていた。そこの中の一節に引っかかった。「彼の演技が能や狂言を使っているのかもしれない」(表現は違っていたが)っていうものだった。能と狂言は目指すところ…