yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

VR能『攻殻機動隊』が世田谷パブリックシアターで催される

これ、「坂口貴信 川口晃平 谷本健吾 大島輝久、ほかの演者でのVR能『攻殻機動隊』」というなんともすごい企画!興奮してしまった。5月30日からチケットが販売されていたことに気づかなかったのが迂闊だった。というか、そもそも東京が眼中になかった。先ほどサイトにアクセスするもすでに正規公演のチケットは販売終了である。プレビュー公演が今月21日にあるとの情報。早速チケットを確保した。

当ブログのアイコンは『攻殻機動隊』(Ghost in the Shell)の草薙素子である。アニメになどおよそ縁のなかった私がハマった最初のものが映画化された劇場版 Ghost in the Shell だった。ペンシルベニア大で指導教授の「日本映画コース」のTA(アシスタント)をした折に出逢ったアニメ作品。授業前に学生たちとこの作品を見て天地がひっくり返るほどの衝撃を受けた。見るのが6回目という学生が隣で見ていた。この作品の続編、Innocenceにも衝撃を受けた。マゾッホの背徳小説『毛皮を着たヴィーナス』との比較で論文も書いた。これほどのすばらしい作品が、それも未来の電脳社会を予見した精緻な作品が日本人の手になるとは!今尚、言葉がないほどの感動である。

ということで、予定外の東京遠征が入ってしまった。21日から一泊の予定であるけれど、これを逃せばもう二度と『攻殻機動隊』の能劇化を見ることはないような気がする。これは出来不出来の問題ではなく、能楽でこのような挑戦があったことが、画期的なのである。本当にすごい企画!ありえない企画!でも実際にあるんですよね。しっかりとこの目で見届けて来ようと思っている。生きていてよかった!