yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

DeNAの南場智子さんの社長退任

南場智子さんのことは勝間和代さんが担当していた去年10月のNHK教育の放送、「仕事学のすすめ」で初めて知った。南場さんは勝間さんのマッキンゼーでの先輩だそうで、二人の両雄が四つに組んでの対談はとても興味深かった。

マッキンゼーでは二人ともコンサルタントをしていたのだが、南場さんご自身の弁によると、彼女はコンサルタントとしては「優秀ではなく」、コンサルタント業に見切りをつけて、ハーバード大のビジネススクールへ留学してMBAを取得した後、帰国。その後2006年に携帯ゲームサイトの会社を起こして、成功を収めたという話だった。彼女の会社が立ち上げた携帯サイト・モバゲータウンの会員数は2千万人を突破し、ゲームコンテンツも次々と開発されて、世界に打って出る戦略を練っているところだという。事実、南場さんのアメリカ出張にカメラも同行していた。

この「仕事学のすすめ」シリーズでは、勝間さんが対談相手の会社を訪問するのが常で、南場さんの場合もDeNAへ押しかけて、社員の勤務風景を中継していた。また社員たちの会議にもカメラを入れて、会議の様子を撮っていたし、勤務外での交流の様子、たとえば南場さん宅でのパーティなども撮っていた。これがとても面白かった。ユニークな社長のもとにはそれに応じた社員たちが集まってきていて、その個性的な社員たちが遠慮会釈なく忌憚ない意見を南場さんにいっているのが、なんとも民主的で驚きだった。きわめてオープンな雰囲気はあの社員の自由闊達な雰囲気で有名なGoogleもさもありなんと思うようなものだった。

彼女がおつれあいの看病のために社長の座を降りられたというのは、いろいろな人に衝撃を与えたようだけれど、何事にも全力投球される方らしいと思った。看病が一段落されたら、きっと復帰されるだろう。

Twitter で日経WOMANオンラインに掲載されたこちらのコラムの情報を得た。電車の車中でアクセスして、

「社内ダイエットラリーの話」

に声を挙げて笑ってしまった。機智に富んだ方だと分かるし、文才もおありである。お時間のおありの方はぜひ読んでほしい。