yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

芝居『千の風になって』劇団花吹雪@弁天座 3月24日夜

花吹雪さん、春之丞さんを急にみたくなり出かけましたが、さすがに昼夜はきつかった!やっぱり大和高田は遠い。それに途中で抜けて(モウシワケナイ)駅まで全速力で走ったにもかかわらず、電車を逃してしまいました。で、帰宅は11時すぎでした。

お芝居は11月の新開地でもみたものでした。このお芝居、ついこの間橘菊太郎劇団でもみました。タイトルは違っていましたが。多分定番なんですね。内容はほぼ同じでした。

盲目の妹(あきなさん)をもつ男(春之丞さん)には産後の肥立ちが悪くて臥せっている妻(かおりさんん)がいる。彼女は笹川繁蔵(寿美さん)の妹で、彼が笹川一家に寄宿したときに思いを寄せ合って駆け落ちしたのだった。今は堅気になった男、繁蔵には義理が悪く、近づくことができないのだが、妻の希望で仕方なく繁蔵一家の近くで生活している。

土地の親分飯岡の助五郎の代貸し(春日さん)は悪い男で、男の留守中にやってきて、男の妻に「一家のものにならなければ、薬代としてかした金を返せ」と迫る。そしてそれを断った妻を斬り殺してしまう。

仇を討つ決心した男だが、盲目の妹と赤ん坊のことが気がかりなので、妹に言い含めて殺そうとする。それを止めに入った笹川一家の者に繁蔵のところへ連れて行かれる。繁蔵に後に遺す二人の今後の面倒をみてくれるよう頼み込むが、断られる。

しかし繁蔵一家の者が一計を案じ、赤ん坊を繁蔵の家の前に捨てさせる。ここからがコミックレリーフ部分。一家の三下(真之輔さん)に玄関先で立ち小便をさせ、赤ん坊を「発見」させ、その子を繁蔵に渡そうというのだ。三下は自分の小便から子供が生まれたといってきかない。でも、「親子の別れ」をした後、しぶしぶ赤ん坊を繁蔵に渡す。真之輔さん、こういう役、実に上手い。

物陰からそれをみていた男は、仇討ちに出かけようとする。それをみた繁蔵は白装束を男に与える。代貸しが加勢に出かけようとするのを止める繁蔵。しかし三下の機転で彼も加勢に飛び出して行く。それを聞いた繁蔵も赤ん坊をおぶって駆けつける。

しかし、人が駆けつけたとき、すでに男は事切れていた。男の妹もそこにやってきて、皆が嘆いていると、そこに男の亡霊が現れ、二人に赤ん坊、そして妹のことを託し消えて行く。この亡霊の場で「千の風になって」が流れる。

口上では前日の橘大五郎さんの襲名公演のことが少し出ました。春之丞さん、宝海大空くんと同じ楽屋だったそうで、大空君の扇子・剣使い、ずいぶん褒めておられました。

春之丞さんと真之輔さんののいつもながらのちょっとヘンなずっこけた「口上もどき」、楽しかったです。ほっとしますね。ほんとにお二人とも癒し系です。12月は新開地だと分かり、これもほっとしました。4月は西脇で、5月は朝日、7月が新開地で、それ以外は関西はないとのことです。今で大入り既に50枚(この日の3枚を入れて)、60枚は行くだろうとおっしゃっておられました。すごい!

これからのお外題(左)と舞踊ショー演目(右)です。

25日 闇の捕り縄   傾奇者
26日 女天学堂    魅せられて
27日 兄弟やくざ   愛の言霊  ミニショーは宝塚ショー
28日 遊侠三代    女形大会
29日 元禄万治    越後情話
30日 恋の法界坊   長い愛


iPhone写真はやっぱりピンぼけですが、感じだけでも。

かおりさん

真之輔さん
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春之丞さん
この最初の2枚はこの日いただいたポスターの衣裳です。光って上手く撮れていなくて、とても残念。
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