yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

打ちのめされます

プラハのホテルではCNNがみれますので、昨晩も到着してからずっとみていました。日本にいるときから、日本の報道との違いと感じていましたが、なおさらその違いに驚きます。24時間ニュースを流し続けるのがCNNですが、そのソースは基本的に現地に入ったレポーターのレポートに拠っています。

CNNの昨日のニュースではアメリカの原子力発電の権威が登場、なぜ日本がIAEAに当初から支援を仰がなかったのかといっていました。1号機が爆発する前から、こちらのエキスパートたちはそれが爆発する可能性を把握していたようで、日本の対応が生ぬるいとほのめかしていたのでしょう。政府見解はあまり信用できないということを暗に仄めかしたのだと思います。

また、レポーターの報告は生々しくて、ほとんどがヘリによる日本のテレビ局のものとは際立った対照をなしていました。CNNは同じ映像を何回も流すのですが、それでも「またか!」とうんざりすることはなく、その臨場感あふれる画面になんども釘づけになります。

今丁度自衛隊津波の被害者を救助している映像が映っています。昨日も別の救助の映像を何度も放映していました。日本のテレビ局はどうでしょうか。そういや1995年の阪神大震災のとき、軍隊の支援は頼まないなんていったおバカな総理がいましたっけ。

いったいどうなるのやら、日本経済の先行きがただでさえはかばかしくなかったのに、それに追いうちをかけてしまう懸念があります。トヨタを初めとする自動車株、そして原子力関係では東芝が大幅安になったようで、これらいわば日本の中核をなしていた企業群がこけると経済全体に計り知れないマイナスの影響が心配されます。

プラハでも電化製品はかなりが韓国の企業のもので、それも日本のプレゼンスの低下を象徴しているように思えてしまいます。でも、あの第二次大戦の壊滅状態から立ち直った日本だから、きっと見事に再生するとCNNのコメンテイターのひとりが言っていました。若い人たちが、ここいちばんと奮起することを期待するしかありません。それも先端の分野で。