yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

家具のIKEAから書棚がなくなる?

もっぱらTwitter に情報のソースを頼っているので、しばらくアクセスしないと、浦島太郎になった気分である。

昨日ザガットのことを書いたのだけれど、そのあとでザガットはすでに日本でもマーケットを持っていたことを知った。日本の大都市対象版が出版されているという。私自身はみたことがないのだけれど。最近はあまり書店に出向かないからかもしれない。

もう一つTwitter の記事でおどろいたのが、IKEAの売り場でのある変化だった。BILLY/ビリーという、IKEAではずいぶんと歴史のある書棚シリーズが売り場では奥に追いやられてしまったという。近いうちにIKEAの神戸ポーアイ店に行って確認してこなくちゃ。

これが何を意味するかは明らかである。IKEAの主要顧客である若い層が本を家に持つということが減ったということだろう。そういえば私の学生でも本を読むこと自体をあまりしなくなっている。読むとしてもマンガだけ。マンガも回し読んでいるようで、紙媒体への執着がおどろくほど少ない。

先週アメリカの母校の図書館で、書架が大幅に減ったのにショックを受けたところだった。本自体をデジタル化する方向で、紙媒体の方はニュージャージーにある書庫に保管するのだと聞かされた。図書館自体はリサーチの場所として提供されることになったわけで、それは日本の図書館の未来図でもある。たしかにこの方が効率ははるかによい。また今までの「インターライブラリー・ローン」のような本の貸し借りを大学間でするのに、本自体を送る必要もなくなる。エレクトロニカルに送信すればいいだけになる。

こういう未来を予見させるのがこのIKEAのニュースだった。私も去年性能抜群のスキャナーを買っていわゆる「自炊」を断行しようとしたけれど、まだほんの数冊しかできていない。授業で使うテキスト等は「後顧の憂いなく」決行できるけれど、学術書の類いは自炊をかけても紙媒体を捨て難く、結局それもとっておくので何のための「断捨離」か分からない。やっぱり古いタイプの人間なんだなと思う。