yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

片山九郎右衛門

能『紅葉狩 鬼揃』in「能楽二条城公演」@二条城二の丸御殿台所10月13日

ロンドンに8日いただけで、能舞台が恋しくなった。帰国して早々に湊川神社で能を堪能(これは別稿にしたい)、昨日のこの『紅葉狩』は二つ目になる。しみじみと身体にしみとおり、細胞の一つ一つを潤してくれる感じを実感した。初めて見る『紅葉狩』、期待に…

片山九郎右衛門師の舞う能『養老・水波之伝』in 「京都駅ビル薪能」@京都駅ビル室町小路広場9月9日

九郎右衛門さんの山神、鬼気迫っていた。最後の「急」の舞い、テンポが速くなるにつれ舞いのペースも上がる。さらに煽るお囃子。ついて行くというより、むしろそれをリードする舞い。勢いがある。勢い余るかとみえて、きちんとコントロールされている。やが…

片山九郎右衛門師の「乱」の所作があまりにも決まっていた能『船弁慶』@ロームシアター京都サウスホール8月24日第一部

被災地復興プロジェクトの一環。能役者の方々の奮闘公演というだけでなく、実際に募金活動をロビーでされていた。なんか感動。開場直後の午前10時5分に会場についたのだけど、一階席は満席。二階に移動。二階もほどなく満席に。サウスホールのキャパいっぱい…

美しい片山九郎右衛門師の仕舞「花筐(はながたみ)狂」in 「テアトル・ノウ」@宝生能楽堂7月22日

味方玄さん主催の「テアトル・ノウ」東京公演、能が二本と狂言が一本、そして仕舞が三本だった。味方玄さんがシテの能、『巴』が素晴らしかった。また同じくらい、片山九郎右衛門さんの仕舞、「花筐」の美しさに衝撃をうけた。「狂」と付いているが、それは…

望みうる最高の演者たちの能『松風 見留』in「片山定期能七月公演」@京都観世会館7月15日

「片山定期能」では二本の能と一本の狂言、それに仕舞が数本入るというプログラムになっているらしい。12時半に始まり5時前に終わるという長丁場。でも全く退屈しなかった。定期能の締めは『松風』。なんと1時間45分!演者さんたち、特にお囃子の笛と地謡の…

『源氏物語」の空虚を埋めた復曲能『碁』in「ろうそく能」@大槻能楽堂 7月8日

二部になっていて、前半が壇ふみさんによる『源氏物語』中の「空蝉」の巻の朗読。これは原文と現代語訳合わせて朗読された。現代語訳は、瀬戸内寂聴、林望、橋本治、そして田辺聖子各氏のもの、そして最後にご自分の訳を使われた。というのも、この復曲能『…

初仕舞奉納「桜川」@八坂神社能舞台1月3日

観世流 「桜川」 仕舞 片山九郎右衛門 地謡 味方玄 片山伸吾 分林道治 梅田嘉宏以下、「能.com」からの演目解説。 母の窮状を救おうと自ら遊女となった桜子。その桜子を訪ねて旅に出た母。狂女となった母は、川面に散る桜の花びらを網で掬い、狂う有様を見せ…