yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

オペラ『ドン・ジョヴァンニ』[Don Giovanni]@ロイヤル・オペラ・ハウス、ロンドン 7月6日

Luke Halls(ビデオ・デザイン担当)と組んで映像を投射するセットデザインが秀逸だった。担当したEs Devlinは賞を獲っているらしい。奇抜でいて、納まりがとても良かった。

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METのような大掛かりなCGというのではなく、サイズが大きくない劇場(ヨーロッパの劇場はMETほどバカデカクない)のセットに違和感なく納まっている。これが巨大なメトロポリタン劇場だと必然的により「派手に」せざるをえない。それが去年見たMETライブビューイングの『ドン・ジョヴァンニ』との違いだった。主人公のドン・ジョヴァンニを演じた歌手はMETの方が良かったし、他の歌手もあちらの方が上手かったように思う。歌も演技も。何しろ、文字通り世界から選出しているんですから。でもこちらはイタリアの小都市セビリアの雰囲気を彷彿させるのんびり感というかCozyな感じに満ちていた。そしてギラギラ感も薄まっていた。稀代の女たらしのドン・ジョヴァンニも、憎たらしくはあるものの、滑稽で、おかしさの方が勝っていた。METの方はもっとえぐかった。演出もあるのだろうけど、ローカル度が高かったのも原因だと思う。「世界屈指の」ロイヤル・オペラに失礼ですね。

歌手で最も良かったのは、ドン・ジョヴァンニの召使い、Leporelloを演じたIldebrando D’Arcangelo。カーテンコールでは主役よりも大きな拍手をもらっていた。

以下にスタッフとキャストを。

 

<Production>

Conductor        Marc Minkowski 

Director         Kasper Holten

Set designer     Es Devlin

Video designs   Luke Halls


<Cast>

Don Giovanni     Mariusz Kwiecień

Leporello     Ildebrando D’Arcangelo

Donna Anna     Rachel Willis-Sørensen,

Don Ottavio     Pavol Breslik and

Donna Elvira    Hrachuhi Bassenz.

Zerlina           Chen Reiss 

Masetto         Anatoli Sivko 
Commendatore   Willard W. White 

 この演目のサイトは以下。雰囲気がとてもよく出ている。また、見た人からの評もアップされていて、とてもuser-friendly!

Don Giovanni — Productions — Royal Opera House

開演が7時半と思い込んでいて、のんきにしていたらスマホのe-ticketを見て仰天。7時始まりだった。すでに6時40分。必死で駆けつけ、ギリギリに到着。人に迷惑をかけないサークル席だったので、ホッとした。そこから舞台を撮った写真はtwitterにアップしている。この日、遅れてきた人が多く、開演は10分程度遅れた。右手サークル席、それも3列目だったので、舞台一部が見えにくい。しかもこのセット、二階建てになっていて、かなりの場は二階部分が中心。まあ、60ポンド弱だったので、文句は言えないのだけれど。

先ほどこのオペラハウスの7月18日、「L'Ange de Nisida」のプレミアチケットを確保した。プレミアなので?かなり廉価。左手サークル1列目でなんと16ポンド!ドニゼッティ作。まったく知らない演目なので、予習をしていかなくては。