yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

勘九郎・七之助

『瞼の母』in 「九月大歌舞伎、六代目中村勘九郎襲名披露」@大阪松竹座9月3日

大衆演劇ではおなじみの演目。それまで「長谷川伸なんてお涙頂戴の権化」とバカにしていた(すみません、なんという傲慢)私の評価を覆した。それ以降、いくつかのヴァージョンで観て来たし、長谷川伸の原作も読んだ。大衆演劇では上演時間の制限上前半をカ…

『椿説弓張月』@新橋演舞場5月13日夜の部

いわずと知れた三島由紀夫の最後の歌舞伎作品である。私はペンシルバニア大学に提出した博士論文の一章をこの作品に当てたので、以前からどうしても見たい作品の一つだった。何しろ初演(三島自決の1年前、つまり1969年)以来2回のみ舞台にあがったきりで…

『人情噺文七元結』in 九月松竹大歌舞伎@大阪新歌舞伎座9月26日千秋楽

この歌舞伎公演は新歌舞伎座開場1周年記念公演とのことで、中村屋を中心に成駒屋、音羽屋、松嶋屋が協力した公演である。それに加えて、中村勘三郎の病の平癒公演でもある。千秋楽は昼公演のみなので、私が観たのは『御摂勧進帳』、『男女道成寺』、それに…