2015-08-24から1日間の記事一覧
詞書に「三津五郎に捧ぐ」とあるように、故三津五郎の持ち舞踊劇だったものの「再演」。三津五郎が藤五郎、橋之助が治六郎という配役で、平成十七、十九、二十年に舞台に乗った。それを今回は橋之助が藤五郎に回り、三津五郎の長男、巳之助が治六郎を演じる…
まるで現代劇。きわめて洒脱。舞台は京都、タイトルにもあるように時期は祇園祭のころ。とはいうものの、全編の基調になっているのは江戸っ子指物師、留五郎の江戸っ子気質とその気風の良さ。ソースが古典落語「祇園会」というから、江戸前の洒脱さは当然な…