yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

これを見逃す手はありません−−「能楽チャリティ公演 ~祈りよとどけ、京都より~」@ロームシアタアー京都 8月25日(水)

京都観世会による恒例のロームシアタアー京都でのチャリティ公演である。チケットは6月1日より発売開始されている。全席自由席で1500円。早速昼の部を購入した。夜の部のハイライトは片山九郎右衛門師が後シテをされる『鞍馬天狗』で、見たいのは山々だけれど腰痛のこともあり、また間の待ち時間が6時間になるので、諦めた。

京都観世会の「チャリティ公演」は2018年、2019年と見てきたのだけれど、昨年はコロナで公演は中止になった。(私見では日本一の)京都観世会のシテの方々、そして(これまた日本一の狂言師がうち揃った)茂山家一門による狂言ですからね。これを見ない手はないですよ。

ロームシアターのサウスホールは会場が広いので後部席は多少見にくいかもしれないけれど、その時はオペラグラスの出番です。特設舞台、照明等も非常に工夫されたもので、能楽堂で観劇するのとは違った景色・環境が新鮮である。能楽師の方々と裏方の方々が入念に打ち合わせをされているのに、いつも感心する。古いものと新しいものとの融合が見事で、「京都」だとおもわせる要素がここかしこにある。それを発見するのも楽しい。

詳細は以下である。

【第1部】10時半(開場10時 予約引換9時半)12時半頃終了予定
ナビゲーション 鷲尾世志子 英語通訳あり
★能「田村 替装束」 
(前シテ)片山伸吾 (後シテ)河村晴道 宝生欣哉 山下守之
 笛 左鴻泰弘 小鼓 林吉兵衛 大鼓 河村大
★狂言「柿山伏」 (シテ)茂山忠三郎 山本善之
★能「鍾馗」 (シテ)林宗一郎 岡充 山口耕道
 笛 杉信太朗 小鼓 曾和鼓堂 大鼓 井林久登 太鼓 前川光長


【第2部】18時(開場17時半 予約引換17時)20時頃終了予定
ナビゲーション 松井美樹 英語通訳あり
★半能「右近」 (シテ)吉田篤史 有松遼一
 笛 杉市和 小鼓 竹村英敏 大鼓 石井保彦 太鼓 井上敬介
★狂言「舎弟」 (シテ)茂山千之丞 茂山逸平 鈴木実
★能「鞍馬天狗 白頭」 
(前シテ)井上裕久 (後シテ)片山九郎右衛門
 牛若 林彩八子  橋本和樹 河村和嘉 吉浪咲紀 林小梅 大江真桜 
 原大 茂山千五郎 茂山茂 島田洋海 井口竜也 
 笛 森田保美 小鼓 吉阪一郎 大鼓 谷口正壽 太鼓 前川光範

こう見てくると第二部も見たくなってしまう。『鞍馬天狗』は鳴り物が非常に賑やかだった記憶があるのだけれど、このお囃子方一同を見て、ワクワク感が止まらない。素晴らしい演奏になるのがわかるから。どうしようか?