yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「女性・女系天皇の拒否」は日本を牛耳る老害たちの女性差別意識に由来する——東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗・元内閣総理大臣の「女性差別」は世界に発信されてしまった!

またか!の感。この老害は日本の老人文化の悪い見本である。日本国内である間はどんな失言、失態も周りがカバーして、糊塗して延命してきたのだろう。しかし今回は海外に発信されてしまった以上、国内問題で片付けられない。また、これをもみ消してもらっては困る。Twitterでもめでたくトレンド入り。おそらくこの老害が辞めても日本が女性差別天国であるというイメージを、国外で強く持たれることになるに違いない。未来永劫に!「悔しい」とか「残念」という人がたまにいるけれど、私は「もっとやれ!」って思っている。もっと盛り上がったらいいと願っている。

日本は実際に女性差別の国である。それは日常の中で縷々確認できる。海外から戻ったりすると、その当座はとくに強く感じる。それはもちろん皇室典範にもいえる。残念至極である。憲法に謳われているように天皇は国の「象徴」である。その象徴が皇室典範に縛られて「女性は天皇にはなれない」のだから、国全体が「女性蔑視の国」とみなされて当然だろう。

海外のコメントの中に皇室問題への言及があった。「なぜ日本では女性は皇位に就けないのか、それは女性差別である」というもの。森会長発言はその意味でも日本の皇室への関心——それもネガティブなもの——を高めるきっかけになったのではないか。世界を見渡せばヨーロッパの国々は女帝、女性皇太子がほとんどである。もともと男子のみの継承だったのが、男女を問わず長子継承に変えた国もある。だから「なぜ日本は違うの?」と疑問に思うのは自然である。

それへの反論に、日本の文化、歴史云々を出してくる日本人に限って、文化・歴史を深く勉強してはいない。不勉強が漏れ出てしまい反論にならない。だから、「なぜ日本だけが、日本人だけが「特別」なの?」と逆に問いかけられてしまう。海外の人が納得するような回答ができない。

その一つの例をネットで見つけた。国連の「女子差別撤廃委員会」が提出した質問状である。ちなみに日本は国連の「女子差別撤廃条約」を締結している。*1

女子差別撤廃委員会が提出した質問をリンクしておく。

この中の皇室典範に関する箇所が以下。

Regarding the Imperial House Act, the provisions of which currently exclude women from succeeding to the royal throne, please provide details on the steps that the State party intends to take to enable female succession to the throne.

「女性が天皇に即位する」のを排除している現在の皇室典範に関して、女性が皇位に就くことを可能にするのにどのような段階的措置を採るのか、政府はその詳細を明らかにされたい。

これに対して「なでしこJAPAN」なる団体が質問の削除を求める要請を送っている。リンクしている。この要請、色々とツッコミどころ満載ではあるけれど、その一つが「Y染色体」に関するもの。

2.2.1. 先ほど述べたように、女子天皇は存在しましたが、それは例外でした。皇室が男系天皇制度を維持しているのは、皇統の血筋を承継するためです。その血筋とは人のDNAに関連していますから、それを簡単に説明します。

「DNAは、遺伝情報を持つ鎖状に連なった化学物質で、2本鎖で2重らせん構造となっていて、タンパク質と結合し、染色体を作ります。人の細胞核には、46本(23組)の染色体があり、22組は常染色体、23組目は性染色体と呼ばれ、X+Xとなれば女子となり、X+Yとなれば男子となります。」

 

2.2.2. つまり、女系天皇制度の導入は、内親王や女王が外部の男子と婚姻することになり、これまで続いていた皇室のY染色体を断絶させることになります。したがって、女系天皇制度は受け入れられません。

このアホらしい「Y染色体断絶」論の問題点を以下に2点述べる。

  • Y染色体が存続するか否かは未だ論争途上にあり、存続しうるかどうかは確定していないのが現状。非常にfragileな染色体のみで皇統かどうかを決定づけるのは非科学的。
  • 代々の天皇の継承子の誰かが天皇の胤でない可能性もありうる。それこそ『源氏物語』では光源氏と藤壺の間の不義の子が天皇に即位している(冷泉帝)。光は桐壺帝の皇子だったけれど、不義相手が皇統に繋がらない男性であれば、ここで「Y染色体」は途絶えてしまったことになる。これを「証明」するには英国のようにDNA鑑定の必要があるだろう。事実、英国ではDNA調査で嫡出ではない王がいた可能性を研究チームに検証されている。*2

    www.afpbb.com

おそらく国連の委員会メンバーはこの意見書のこの箇所に呆れることだろう。しかし、もっと呆れるのは以下の続き部かもしれない。本音の「主権国家への越権だ!」と「歴史を否定するな!」がダダ漏れだから。

2.3.1. 皇室典範改正により女子天皇を制度化するという勧告は、一見、問題ないように思われます。しかし、その勧告は主権国家に対する越権行為になります。

2.3.2. なぜならば、上記2.1-2.2.で述べたように、勧告が日本の皇室が長い間守り続けてきた血筋、すなわち、歴史を否定するからです。歴史が否定されれば、皇室が執りおこなう神式の儀式も否定されます。

歴史の検証については以前にこのブログで、「日本の皇室がその始まりから女系である」のを懇切丁寧に解説された工藤隆氏の著書を紹介した。緻密な論、精確は判断に、私も全面的に同感である。

www.yoshiepen.net

 工藤氏の著書が先日立ち寄った書店で平積みになっていた。関心を持つ人が増えたのだろう。喜ばしい!

それと2.3.2条項の「皇室が執り行う神式の儀式」=祭祀については今上天皇が平成の間もずっと執り行って来られている。秋篠宮は自分でも「できない」と言っていた。ましてその息子は当然のことながら、経験もないし、そもそも知能的に問題ありで、理解もできないだろう。

さらに、で最も呆れたのが極め付けの結部。

3.2. そのような権利の行使は、皇室がこれまで育くんできた貴重な文化的遺産を遡及的に否定することにもなります。皇室の存在がなければ、11世紀初頭までに完成したとされる2人の女子が書いた『源氏物語』(世界最古の長編小説)や『枕草子』(随筆)は生まれませんでした。

この人の不勉強が見られる箇所。おそらく『源氏物語』も『枕草子』も読んでいないのだろう。特に『源氏』は、光源氏の原罪とでもいうべき義理の母との不義が、全体を貫く軸を構成しているから。それに、わざわざ「女性が書いた」と付け加えているのはなんのため?

さらにいうなら英語がところどころおかしい。教養のあるネイティブのチェックを受けたのでしょうか?英語で発信を試みたところは評価できるんですけどね。ともあれ、これは却下される可能性が大だと思う。質問を削除させるに知的で説得力のある論証をしていないから。

この「なでしこJAPAN」なる団体はその活動リストを見る限り、慰安婦問題では対韓国で「反日糾弾」の様々な活動を積極的に行っているようではある。とはいえこのように「女性が天皇に即位する」ことを求める質問状に対して「質問削除」をするところは、やはりかなり偏った人たちなのかもしれない。青山繁晴氏のお仲間?

政府は国連の「女性差別撤廃委員会」への返答をしなくてはならないはず。無視すれば今回の森元総理の発言と合間って、世界中から非難されるから。これを機会に皇室典範改正の動きが海外からの外圧で強まることを願っている。次の天皇陛下は敬宮愛子内親王殿下。それ以外は考えられない。敬宮さまのお子様が男女関係なくその次の天皇陛下。皇統はこのように長子直系で継承されて行くべき。

 

ここからは女性差別から離れて、秋篠宮一家がそして前皇后がいかに国民の意識から乖離してしまっているかを述べたい。もっとも、根本のところではこれらの問題(issue)は同根なんですけれどね。

半島出身の母親から生まれた、それもY染色体選別で倫理的・法的に違反をして産み落とされた男子は天皇にはなれない。そもそもこの子はきちんと読み書きができるかどうかも怪しい。皇室外交なんて、まったくできないだろう。文仁、そして妻のキコがどれほど国際舞台で恥をかいて来たことか!彼らの息子はそれすらも無理だろう。

腹立たしいのは、秋篠宮夫婦がやって来た莫大な血税の浪費、天皇陛下、皇后陛下、そして敬宮さまへの侮辱、さらには王室・皇室外交のプロトコル違反の数々は、皇室への国民の尊敬の念を著しく損ねてしまっただけでなく、国際的にも消すことのできない恥をかいてしまい、痛手となったことである。

それだけではない。長女と反社組織と関係のある小室某との結婚を許したし、最近では自分たち娘二人だけのために「皇女公務員制度」を無理に創設させようとする暴挙に出ている。一国民として、これは到底許せない。皇室の存亡に関わる重大事案である。

これらの秋家の横暴の前例となる雛形を作ったのが美智子前である。浪費を未だにやめない秋一家と前皇后は厳しく「断罪」されるべき。彼らの生活すべては私たちの血税の上に成立している。コロナ禍で生活困窮者が毎日、毎時間増え続けている。その中で前皇后は赤坂御所のリフォームに、秋家は新邸に、合わせて百億を超える血税を遣うという。これを政府は許すのですか!会計監査を入れるべきである。皇族なら国民の税金を使い放題というのは、あまりにも性善説によりすぎ。会計監査を法文化する必要があるだろう。さらには、最高裁判事を裁定するのと同じ方式で皇族も裁定してはという意見まで出ているのだから。秋一家は全員✖️がつくだろうけど。

加えて、秋篠宮、その子にDNA 鑑定を実施して前天皇の子供かどうかの検証を是非やって欲しい。秋篠宮が「不義の子」の可能性もあるから(美智子前の妹の夫君にあまりにも似ている)。ネットで流通している秋篠宮とその父親と目される人の写真をあげておく。

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歴史上ここまでの「悪行」が問題になった皇后はなかったのではないだろうか。いまさらながら、「正田美智子を皇室に入れるべきではない」と仰った梨本宮妃伊都子さんの慧眼を想う。美智子前は皇室史上最悪の「皇后」と評価されるはず。

 

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*1:女子差別撤廃条約は、男女の完全な平等の達成に貢献することを目的として、女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念としています。具体的には、「女子に対する差別」を定義し、締約国に対し、政治的及び公的活動、並びに経済的及び社会的活動における差別の撤廃のために適当な措置をとることを求めています。本条約は、1979年の第34回国連総会において採択され、1981年に発効しました。日本は1985年に締結しました。

*2:英レスター大学(University of Leicester)の遺伝学者、テューリ・キング(Turi King)氏率いる研究チームは、発表した論文で「この家系図のある時点で起きた誤った父子関係は、重要な歴史的意味を持つ可能性がある」と指摘している。

 ロンドン(London)で開いた記者会見で、同大学のケビン・シュラー(Kevin Schurer)副総長は、「われわれが発見したのは、(家系の)鎖には断絶した部分があるということ。これがいつ起きたのは分からない」と述べた上で、「エリザベス女王(Queen Elizabeth II)陛下が王位に就く資格がないと示唆しているわけでは、決してない」と注意を促した。

 論文によると、今回のDNA鑑定結果によって嫡出に関する疑念が生まれるのは、ヘンリー4世(Henry IV)、ヘンリー5世(Henry V)、ヘンリー6世(Henry VI)と、ヘンリー7世(Henry VII)から始まりヘンリー8世(Henry VIII)、エドワード6世(Edward VI)、メアリー1世(Mary I)、エリザベス1世(Elizabeth I)で終わる「チューダー(Tudor)朝全体」だという。