宿泊中のロンドン大学のInternational Hall、外はわりと涼しいのに、部屋の中が暑い。外気温が22度だそうだけど、中は30度近くある? 最上階、といっても5階、屋根の熱さがそのまま部屋に伝わっている。そういえばアメリカの院生時代、2年目に住んだ築90年の9階建のアパートの最上階の部屋(冷房なし)がこんな感じだった。友人がやってきて、まるでfurnace(かまど)みたいだと言ったっけ。避暑のため、日中は図書館に入り浸らずを得なかった。でもそれは8月の話で外気温が30度あった時のこと。
昨日、フロントで扇風機を借りたいと言ったら、ダメとのこと。週末なので、部屋を変えるには月曜日にオフィスに行けと言われた。もっと下の階だとマシかなとは思うのだけれど。何れにしても設備が古く、リノベーション不可能なんだろう。ネットで調べたところ、ロンドンの中級ホテルに夏季に宿泊した何人かの方々が同様の経験をされていた。ちょっと前までは夏でも涼しく、冷房は不要だったらしい。私もずっと昔何回か夏に来たことがあるけれど、泊まったB&Bに冷房はなかった。
私自身も変わったのかもしれない。年をとったんですね。家でも暑いとすぐに冷房を入れてしまっているような、軟弱者。それが20年以上も前のあの院生の時の試練?を味わっているんですから。しかし、懐かしい。あのころ、ペンの図書館が空いていない日曜日に、院生仲間とダウンタウンのモールで避暑、「勉強」したっけ。
20年前に「若返った」と思い、なんとか乗り越えなくては(大げさ)。でも明日、オフィスで交渉してみるつもりではいる。卓上扇風機を買う羽目になるかもしれないけど。
昼間はできるだけ長く図書館にこもるようにとの天からのご託宣なんでしょうか。夏休みの図書館は学生が少なくとても快適に過ごせるから、選択肢はこれしかないでしょう。