Chemistryの歌うWings of Words に乗っての演技。復活を確信させる超絶ジャンプとなめらかなスケーティングは、まさに王者にふさわしいブリリアントな演技でした。特に怪我やその他諸々の雑音から解き放たれた解放感を強烈に感じました。モダンダンスのようなステップにそれが顕著だったように思います。天に向かって腕を大きく開いてくるくると舞うさまは、従来の妖精のような雰囲気から脱皮して、大人になった「羽生結弦」をアピールしているかのようでした。それでもやっぱり妖精でしたけど。
ただ、肩に付いたエポレットのようなヒラヒラが気になりました。歌のタイトルにある翼を演出しているのかと思ったのですが、それでもいささか違和感があります。Wings of Wordsが『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの中で使われたものだとわかって、腑におちました。英語ではこの作品名はMobile Suit Gundam SEED となるからです。ガンダムでは登場人物がmobile suitと呼ばれる架空のロボット兵器を装着するんですよね。まさにタイトルそのもの。以下、ガンダムファンのサイトからの画像。