yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「羽生結弦選手特集」@すぽると3月22日

23時55分〜24時40分 フジテレビ、『羽生結弦の戦い&世界フィギュアの展望 公式『すぽると!』の特集。見れてよかった。概説は以下。

日曜すぽると!はフィギュアスケート世界選手権で日本男子初の連覇の期待がかかる羽生結弦選手を特集します。ソチ五輪で金メダルを獲得しても満足せず、今シーズンに挑んだ同選手がフリーの楽曲に選んだのは、かつて高橋大輔も演じた「オペラ座の怪人」でした。しかし、GPシリーズ中国杯の練習中に負傷し、その後も故障の連続となった波乱のシーズンを振り返ります。また、八木沼純子さんに大会の展望を解説していただきますのでお楽しみに!

非常に上手く構成された特集。羽生結弦さんの精神の強靭さが、人物としての大きさが、そしてなによりも、なぜ彼がこんなにも人を惹き付けるのかその理由が画面からびんびんと伝わって来る。「羽生結弦」を見て心を、魂をゆすぶられないひとはいないだろう。彼の的確な自己分析。抜きん出た聡明さ。これらすべてが彼の比類ないスピリットの高貴さを表しているのだけど、それを映像を通して正確に伝えるのは難しい。でもこの特集はそれを可能にしたものだった。完璧でないにせよ。なにしろ「羽生結弦」は「Larger than life」な存在だから。

Twitterにはさっそく画像がアップされていた。彼のファンの方たちってすごい!ただ尊敬。私もその「分け前」にあずかれた。ありがとうございます。孫引きの感じになってしまうのだけど、その中からいくつかの画像と付いたコメントを紹介する。まさこさん、ねねたさん、おはなさん、そしていイニ子さんのtweetから。


付いたコメントは、「シーズン前のフンガー!って気負いっぷりから半年後にはこの達観…」。


なんという聡明さ!哲学者の域です。否、並の哲学者を超えている。どちらかというと「伝道師」(Evangelist)に近いかも。

上海でも『オペラ座の怪人』を選曲した羽生結弦さん。「僕が滑る『オペラ座の怪人』をちょっとでも感じて頂きたい」と。


それを受けて、YUKIYUZUさんがコメント。「〝僕が滑る「オペラ座の怪人」を感じて欲しい〟と羽生さんは言ってた。だから全身全霊五感も毛穴も開いて羽生さんが演じるファントムを感じるよ......」。

極めつけ写真が同じねねたさん、おはなさんのもの。「オペラ座の怪人」を舞い滑る結弦さん画像の下に翻訳された歌詞が。



この歌詞、「魂にみちびかれるままに望む場所にゆけばいい」、羽生結弦さんへのダイレクトなメッセージにもなっていて、泣けた。イニ子さんのコメント、「結弦さん。 この歌詞の通りに貴方の望む場所へ行けますように」に同感。

この特集が優れていたのは羽生結弦という類い稀なるひとを、アスリートとしてだけではなく、それを超え出るアーティストとして捉え、その視点から彼の足跡を追う姿勢を崩さなかったところ。さらには、彼がアーティストたる所以がその魂レベルの高さにあることを伝えるのに成功していたこと。