yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

今日で授業は終わり

今日で授業は終了。私がこの大学で教えるのも、カナダから帰国した学生への補講を別として今日限り。なにがしかの感慨があるかと予想していたのに、まったくなし。われながらあきれている。疲労が限界状況なので、そういう余裕がないのかもしれない。1月はきつかった。骨身にこたえた。人間というのは現金なもの。精神的な余裕がないと情緒的な思いに浸れないのかもしれない。

最終授業は「ビジネス英語」の授業だったのだが、お昼に履修学生を職員食堂でごちそうし(たいしたものではなかったのだけど)、そのあと最終授業だった。この学生たちはきっとこれからも私の記憶に残り続ける学生たちだと思う。男子が13名、女子が2名だったのだが、それぞれが個性的だった。女子学生は美人、男子学生はイケメン揃いだった。これもめずらしい。オシャレな学生がここまで揃うのも、あまりなかった。しかも全員が素直。こんなに気分よく最後の授業ができたのは、今まであまりない。学生に感謝すべきだろう。

職員食堂で勘定を済ませていると、私を呼ぶ声。シュゼットだった。先日たつみ演劇BOXに連れて行ったのだけど、大感激してくれた。10人程のグループでの食事中だった。その中の一人のチャン先生(私の学部の英語を担当してもらっていた)が「教材、要らない?」と聴いてきたので、「私、辞めるのよ」といったら驚いていた。「残念」と言ってくれた。とても温かい波がこちらに押し寄せたようで、うれしかった。

アメリカ人で同じ勤務先に何十年もいるなんてことは、ほとんどない。彼らがすごいと思うのは、そのフットワークの軽さである。常に変化を求めて飛び回るそのエネルギーである。世界がアメリカを軸に回るのも、それだけ有能な人材を世界からかき集められるからだ。あのバイタリティーは現状維持をよしとする日本人、ヨーロッパ人からは到底出てこない。アメリカならでものものだ。

私もその「ひそみ」に倣い、新たなる挑戦に向かって行こうと思う。