yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

NHKおはよう日本:けさのクローズアップ2月21日(火)「変わり始めた“就活”」

この最後の1分ほどを聴いたのだが、他は聞きのがしたので、検索をかけてみた。NHK のサイトに以下のような紹介文が載っていた。

リクルートスーツに身を包み、試験対策本を読み、面接対策講座を受けた学生が企業の面接官の質問に答える…。こうしたマニュアル化された“就活”が変わり始めています。企業が学生を訪ねる「逆求人」や、企業による「就活=スーツ」を変えようという呼びかけなど、新たな取り組みを伝えます。

今までのような学生を一方的に受け身に立たせるものではなく、学生がもっと積極的に企業を逆指名」する可能性とを示唆したものだった。

気になっていたので「逆求人」でネット検索をかけると、ちょうど一年前にNHKでこの問題についてすでに番組として放映されていた。FC2のブログにその概要が掲載されていた。一部引用する。

学生が個別の企業の求人募集に応募するのではなく、ネット上にプロフィールや自己PRを公開し、関心を持った企業からの声を待つ「逆求人」の仕組みです。

人材が集まらない企業の要請で埼玉労働局が「学生情報サイト」を開設し、大学は、専攻・希望職種・資格・アピールポイントなどが記載された学生の個人情報を登録、学生にも企業にも双方にメリットがあるシステムになっています。

今までこういう形態がなかったことが不思議なくらいである。ネット社会といわれるまでになっているのに、それを就活に有効利用しない手はない。

この逆求人で就職先が決まった二人が紹介されていたが、二人とも新卒ではなかった。日本では世界でも珍しい「新卒偏重」主義を採っていて、新卒で就職しないと正社員になるのは至難の業である。あたら有能な人材をそれで失っていることに、企業も気づき始めたのは一歩前進である。グローバルに活動を展開する企業がこれからより増えて行くことは明らかで、それに対応するのに、「新卒」だけに拘ればその波に乗り遅れるのは必至である。

学生が留学を嫌がるのは、そのブランクで企業にアプライする機会を逸する可能性が高くなるのを懸念するからだ。でも留学という他流試合をやり遂げて来た学生は一回りも二回りも成長し、それが企業人となっても役立つに違いない。まったなしのグローバル化の波に曝され、企業側もそういうことにようやく気づき始めたということか。

会社訪問にスーツを来て行かなくてはならないというのも、日本だけである。夏の暑い盛りに黒いリクルートスーツに身を包んだ学生が昼間の電車に乗っているのは、異様である。アメリカではありえない光景だ。それについては以前のブログにも書いたが、こういう不毛な活動を大学生活という、人がもっとも勉強しなくてはならない期間に学生に強いるということ自体がクレージー以外の何ものでもない。それが「緩和』されて来ている実態を伝えるというこの番組は、是非とも再放送して欲しい。