yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ヴィンセント・ドノフリオ『Law & Order:CI』 降板

日本ではあまり知られていないが、ヴィンセント・ドノフリオ(Vincent D'Onofrio)はアメリカではLaw & Orderシリーズ中の"Criminal Intent"で有名な俳優である。私のもっとも好きな俳優でもある。この記事はすでに2年前のもので、今まで気づかなかった自分にあきれている。というのも9月にアメリカのホテルに宿泊した折にも(おそらく)2年前のものを再放映していたので、それを最新ものと勘違いしたためだと思う。

今日、映画、Strange Days(この映画でも重要な役どころを演じていた)を検索していて、当記事に行き当たった。健康上の理由ではないようだけれど、この9月にテレビでみた折にも、何年かの間にめっきり老け込んでしまった様に驚いた。

Law & Orderにはいくつかのスピンオフがあるが、この"Criminal Intent" はその中でももっとも「濃い」もので、みるとどっと疲れてしまう。でもまたみたくなるんですよね。わずか50分のドラマの中に彼が演じる刑事が相棒の女性刑事(この女優さんも彼に匹敵する演技派)と一緒に、事件解決をするそのやり方は、とうてい日本の刑事物の比ではない。心理的にじわじわと犯人を追い詰めるのだが、そのときの緊迫感は『刑事コロンボ』をもどこか「牧歌的」にみせてしまうほどである。

初めてこの中の初期の1エピソードをみたとき、あまりに感激したので、そのあと再放送で放映される度、観ていた。で、日本に帰ってからはアメリカのアマゾンからDVDを送ってもらった。それぞれ12話づつになっているのを3セット買って、毎日観たものである。

製作者、監督、作者がすべてユダヤ系であるのが、この完成度の高さに関係しているように思う。Law & Order のオリジナル版の最新作が現在日本でもスカパーで観られるのが、地下鉄駅の広告で知った。日本人はこのインテンシブさをどこまで許容できるのかは未知数だけれど、それでもアメリカの「刑事もの」の頂点を、ぜひみてほしい。