yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

永石秀彦写真集『八千代座』海鳥社

芸能史関係の本で絶版になっているものをネットの古書店ネットワークに注文したのだが、そのうちの一冊がこれだった。中をみて、美しさに圧倒された。予想外だったのは英文の説明もついていたことだった。これはその筋の外国の研究者には垂涎の的になることまちがいない。どのページを開いても、建築、造作の美しさは今までにみたことのないものである。なんという優雅、なんという華麗!まさに日本建築の粋、極みをみせてくれる。

この小屋は松竹のような大きな興行主が造ったものではなく、山鹿の人たちが株を購入するという形でできた小屋だったという。山鹿の人たちの心意気、気骨に打たれる。

11月4日に玉三郎さんの舞踊公演を観に行く予定である。公演の委員会からチケットとともにとても丁寧な案内を頂いた。この公演のためにいろいろな便宜が旅館協賛ではかられているようで、思ったほど交通手段で困らなくてはよさそうだ。町をあげて歓迎してくださっているのが伝わってきて、ほのぼのとした気持ちになった。といっても、熊本まで新幹線というのはちょっと大変なので、飛行機で行くことにしたけど。