yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ウィーンにのこるEphrussis一族ゆかりの建物 1月27日

エドモンド・ドゥ ヴァールさんのThe Hare with Amber Eyesも後残すところ2割程度となった。

通勤途中でしか読まないのだが、昨日はどうしてもEphrussis一家とくにViktor、Elizabeth夫妻が、ウィーンの自宅をゲシュタポに没収され、手ひどい弾圧を受けたあとどうなったのかを知りたくて、家に帰ってからも読んだ。無事英国に落ち着いたのでホッとした。 このとき親戚でもあり親しかったウィーンのロスチャイルド(Rothschild)一家も親類を頼って英国に落ち着く。あのロスチャイルド!ですよ。

根付が彼らのコレクションに入っていたのは随所に出てくるが、まだ一家の長、チャールズからどのような経緯でこの著者の大叔父の手に入るのかは未読である。ナチスのオーストリア侵攻にともなう財産、家屋の没収、非常な屈辱を受け、辛酸をなめたところが危機とクライマックスだろう。英国での彼らの生活の部分は結末部分に該当するに違いない。このあとのお楽しみにしておく。

ちなみに、Ephrussis一族がパリ、ウィーンに遺した建築物、美術品のファンクラブをFacebook サイト (Fan de la Villa de la Baronne Ephrussi de Rothschild à St Jean Cap Ferrat)で見つけたので、加入した。次回ウィーンに行ったときには、ぜひ訪れて、その様子を投稿するつもりである。

とはいえ、この本を読むと、ナチス侵攻の際、ウィーンの住民が彼らに冷たかったようなので、ウィーンのイメージがかなり悪くなったけど。