夕べから地上電話もつながらない。困った!NTTに携帯から電話したところです。
これもiPhoneから書いています。twitterのような短いメッセージならいいのだけれど、長いものはこのキーボードからはきつい。
Twitterの池田信夫さん情報で、来週発売の『週刊ダイヤモンド』、タイトルが「壊れる大学」というので昨日阪急の駅売店で早めに売っていたのを手に入れました。「やっばり」という内容で、あまり驚きはしませんでした。今や「中学校」化してしまった大学の現状の特集が組まれていました。授業内容はいうに及ばす、日常生活、就職活動の手取り足取りの指導が行われ、教師もそれに時間を割くのを余儀なくされている現状です。大学本来の役割である「教養の涵養」とはほど遠く、"How to ..." といったテクニカルなことばかりに力を注いでいるようにみえます。
その上、学生の意欲の低下はすべてに及んでいて、この分だと将来日本は文字通りの「老国」になるでしょうね。もう何年も前からその兆候はあって、アメリカにいる頃から気になっていました。バブルがはじけた頃からアメリカに留学してくる日本人の数は年々減少していて、大量に留学してくる韓国人、中国人と著しい対照をなしていました。『ダイヤモンド』の記事では、文科省から「国際化推進特別校」の指定を受けた京大ですら留学を敬遠する学生に頭を痛めているとのことでした。その理由のトップに挙がっていたのが「必要を感じないから」というものでした。その傲慢(もしくは怠惰)が哀しい。
理由の二位は「英語力がない」でした。それはよくわかる。英語の国際順位だと日本人は下から二位ですから。その原因は間違いなく日本の英語教育のやり方にあります。中学校にはじまり長くは大学に至るまで、英語といえば文法、訳読中心では何年やったって英語の使い手にはなれない。
ほとんどの大学にすべて英語での授業がない。つまり担当できる教師がごくわずかしかいない。これが残念ながら日本の大学の現実です。それをなんとか変えようとすると「既得権者」たちとの熾烈な闘いを覚悟しなくてはなりません。やってられないと何度思うことか。