映画・テレビ・アニメ
『花戦さ』を見て、最近の時代劇新路線の延長線上にある作品だと感じた。その辺りのことを映画の宣伝班が以下のように謳いあげている。 時代劇と言えば、手に汗握るサスペンスと見事な殺陣(たて)が決まる痛快なアクションが描かれるのが定番だったが、近年…
東映公式サイトからの情報が以下。 【脚本】 森下佳子 【原作】 鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊) 【音楽】 久石 譲 【監督】 篠原哲雄 【キャスト】 • 野村萬斎 池坊専好 • 市川猿之助 豊臣秀吉 • 中井貴一 織田信長 • 佐々木蔵之介 前田利家 • 佐藤浩市 千…
非常によくできた映画。原作は百田尚樹による同タイトルの歴史経済小説。原作は読んでいなけど、きっとこちらもバランスの取れた小説なのだろう。「歴史経済小説」なるジャンルがあることも初めて知った。百田尚樹氏の名は、大ベストセラーになった『永遠の0…
見終わって、時間の無駄だったと思った。90分の映画だけど、その前に予告編が延々と30分も。とにかくうんざり。元はゲーム。それも「育成シミュレーションゲーム」というゲームの映画化らしい。人に「ぜひに」と薦められて、出かけたのだけど、途中でよっぽ…
初回も第二話も見ていなかったけど、なんと公式サイトで直近のものを視聴できるという。早速第二話を見てみた。つまらなかった。吉右衛門主演の「鬼平」にも藤田まこと主演の「必殺仕事人」にも及ばない。さきごろ再放送で見た菊五郎主演の「半七捕物帳」と…
予告編で「超高速!参勤交代 リターンズ 」を知って、公開直後に見に行った。内容が「リターンズ」ではない方の「超高速」を見ていないと、すっきりしないところが多々あったので、一昨日huluでこちらも見た。いずれもエンターテインメントのツボを心得た作…
映画公開は同名の舞台とのパラレルになっている。舞台の方は気づくのが遅く、5日前にやっとチケットを取ったところ。10月14日から22日まで兵庫県立芸術文化センター大ホールに乗る。以下、映画版の作品サイトより。 関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前に…
菊五郎主演の『半七捕物帳』は全26話。どれを取ってもほっこりとするドラマで、すべて見終わったのだけど、時間があれば見直している。吉右衛門主演の『鬼平』シリーズも時々見返してはいたけれど、これほどではなかった。この二つのテレビシリーズの違いは…
脚本は村尾昭氏。ネット検索をかけたところ、「セブン」という方のブログに言及があった。「村尾昭先生四回忌ご命日」というタイトルの記事(2011-11-05)。以下。 村尾昭氏は大阪に誕生され、東映ヤクザ映画・テレビ「必殺シリーズ」において、数多くの傑作…
BSジャパンで放映されていた菊五郎主演の『半七捕物帳』が終わってしまった。4本程度しか見ていないので、とうとうamazonで入手。もちろん中古品。1979年4月から9月まで放映された全26話。非常に優れた作品。時代劇でシリーズになったものといえば吉右衛門の…
原題は『The Eichmann Show』。劇中、「イスラエル版ニュールンベルグ裁判」というタームが出てきたけど、まさにそれを記録するドキュメンタリータッチの作品。公式サイトをリンクしておく。この公式サイトで「ストーリー」が読める。ここには「イントロダク…
たまたまテレビをつけたらこの番組だった。思わず見入ってしまった。朝の9時前に始まるので、居る時しか見られないが、何本か見た。「大衆文学作品の最高峰とも謳われる作品、岡本綺堂原作の『半七捕物帳』。半七役は、梨園の名家である七代目尾上菊五郎が演…
タイトルを見ただけで、どうしても観たくなった。「ヒトラー」という固有名詞そのものがタブーになっているドイツで製作された映画というだけでも、驚き。ティムール・ヴェルメシュが2012年に発表した風刺小説、『帰って来たヒトラー』(原題、「Er ist wied…
昨日観てきた。原題は45 Years. イギリス、ノーフォーク州の田舎に住む老夫婦の一週間を追ったもの。長年連れ添ってきた夫婦の日常。なんということのない、一見穏やかにながれているかのような二人の時間。そこに潜むぞっとする深淵を鋭く、かつ繊細に暴き…
歴史書を映画化したもの。小説を映画化するのとは違った苦労があったと思われる。公式サイトをリンクしておく。以下がそこにアップされていたストーリー。 金欠の仙台藩は百姓や町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿…
羽生結弦さんが「SEIMEI」を舞われると分かった去年、映画『陰陽師』もう一度見たいと思い、TSUTAYA等で借り出そうとして、失敗した。ネットの動画を当たったけど、これも無かった。前に一度見ているし、その時はそうインパクトを感じなかったので、そのまま…
山本周五郎シリーズ全12話の最終回らしい。たまたま見たBS。思わず見入ってしまった。俳優が(おそらく)有名タレントではなさそうなのがいい。全員、有名タレントなんて目じゃないほどの演技派だった。特に主演の小野ゆり子とその夫、上村良平役の山崎樹範…
ロンドンから帰りの便、ブリティッシュ・エアウエイズの機内で観た映画。もう2ヶ月も前になる。衝撃的だった。すぐに記事を書いたのだけど、そのまま放置していた。観る側を楽しくさせる映画ではない、少なくとも。『Notes on a Scandal』、主人公が「追いつ…
1999年2月〜9月にかけて全四幕が発売。私が楽天で借りたのは以下の4枚のDVD. • 『斬る男』 • 『迷い猫』 • 『宵里山』 • 『十字傷』 この4章からこの追憶篇は成立している。中心人物は二人。緋村剣心(緋村抜刀斎)と雪代巴。後に数奇な運命に翻弄されるこ…
6月のイギリスの演劇学会での発表に使う作品に、三島由紀夫の『近代能楽集』から「綾の鼓」を選ぼうと考えて、いろいろ調べた。その結果、コクトーの『美女と野獣』の影響を三島が受けたのだと仮説を立てた。あまりにも有名なこの作品ではあるけれど、どうい…
KLM機内で観た映画。ホテルに着いてからネット検索をかけたら、IMDbで2014年度のベスト500に選ばれている。そのサイトにリンクしておく。ヘレン・ミレン(Dame Helen Mirren)主演。インドからやってきたカディム一家。レストランを経営していたのだが、母が…
「テアトル梅田」のサイトから借用した引用が以下。 監督 : トラヴィス・ファイン 出演者 : アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー全米映画祭の観客賞を総ナメにした 実話をもとに生まれた魂を震わす…
以下が公式サイトからアップした映画スチールと今回の映画のあらまし。 映画:『瞼の母』、千恵蔵プロダクション作品(昭和6年) 原作:長谷川伸 脚色・監督 稲垣浩弁士:井上陽一 出演: 番場の忠太郎 片岡千恵蔵 突き膝の壺八 成松和一 娘お登世 山田五十鈴…
以下、『BRUTUS』の記事。 “ルーマニアン・ニューウェーブ”と呼ばれるこの一連の動きをリードしているのが、07年カンヌ国際映画祭で『4ヶ月、3週と2日』がパルムドール(最高賞)に輝き、最新作『汚れなき祈り』が昨年の同映画祭脚本賞と女優賞の2冠を獲得し…
今学期は押し付けられたクラスが2クラスもあり、全部で9コマなので、毎日準備と授業で青息吐息のありさま。でも神様はよっぽど「親切」な方とみえて、最後の「楽しみ」を与えてくれた。ゼミの2クラスを除いて、英語関連科目クラスの学生が良かった。今まで…
ソサイエティヒルの小さな芝居小屋でマチネで If I Were A Drag Queen, I Would Be Famousという刺戟的な芝居を観たあと、歩いて2nd Street のRitz Eastまで行った。フィラデルフィアのダウンタウン(といってもどちらかというとソサイエティヒルに近い東よ…
2012年から13年にかけて、NHKでも放映されたようである。残念ながら見逃している。hulu経由で第一話と第二話の途中まで観た。あと、なかなか時間がとれない。というのも、みるのにかなり「覚悟」の要るドラマだから。英国のグラナダテレビのジェレミー・ブレ…
これは『JBPress』に投稿されたあの古森義久さんの記事。長く海外に滞在されているジャーナリストで、その滞在先であった中国批判もアメリカ評もきわめて信用に足る方である。日本では7月に公開予定だという。最近やっと「修正」されてきたとはいえ、偏った…
昨年末に知って以来、楽しみにしていた。ただ、この「泥鰌の和助」は第一シリーズにも入っていたもので、その時和助を演じたのは財津一郎だった。財津一郎はこれ以外にも第三シリーズに他の役柄で入っている。今回の新シリーズで和助を演じた石橋蓮司は、第…
『鬼平犯科帳』DVDシリーズ、ついに第4シリーズまで買ってしまった!定価だととても高いのですべて中古だけれど、それでもけっこうな出費になった。第9シリーズまであるようだけど、DVDはひとまずこれで止めるつもりである。本の方は番外編の「乳房」を除…