yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2020-09-30から1日間の記事一覧

「霜(そう)乃会」公演@HEP HALL 9月29日昼の部

異分野のコラボといっても「古典芸」という共通項で結成された若手芸能者の会。見るのは初めてである。チラシとサイトに掲載された出演者一同の写真をアップしておく。 以下が当日の演目。 浪曲《比良八荒 ひらはっこう》 出演:京山幸太 (曲師)一風亭初月…

田渕句美子著『異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集』(角川選書、2014)

一昨日訪ねた図書館で『天皇と和歌』の隣に並んでいた本で、「新古今集」というタームに強く惹かれて借り出した。 『新古今集』に集められた歌の数々、また心敬の連歌論『ささめごと』等に見られる「幽玄」に続く「冷えたる」美の世界が、能の謡の中でどのよ…

鈴木健一著『天皇と和歌 国見と儀礼の1500年』(講談社新書、2017)

この鈴木健一氏著『天皇と和歌 国見と儀礼の1500年』はとても興味深い。まずこういう(ある意味retrospectiveな)本が、3年前に出版されたということも。今、「天皇」が日本人にとっていかなる意味を持つのか、そしてそのあり方を保証してきた事象の一つ…