yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ソープオペラがここまで荘厳に!METライブビューイング『アドリア―ナ・ルクヴルール』 @神戸国際松竹 2月27日

公式サイトからお借りした画像が以下。 ネトレプコの猛烈パワー 作品あらましと配役 舞台成功の立役者ー歌手たち、舞台監督、指揮者 歌手たち 舞台監督 指揮者 観客数の増加 ネトレプコの猛烈パワー ネトレプコはその歌唱の猛烈なパワーと、演技とは思えない…

紫式部の苦悩が狂おしく迫る杉浦豊彦師の能『源氏供養』in 「京都観世会二月例会」@京都観世会館2月24日

紫式部の書き手としての苦悩を描く『源氏供養』 『源氏供養』概要と演者一覧 「虚構と美辞麗句」からなる物語からの解脱は成功したか 懊悩を演じる杉浦豊彦師が見事 紫式部の書き手としての苦悩を描く『源氏供養』 一つ前の能『弱法師』では、親子の情に「妥…

味方玄師の品が舞台を圧倒した『弱法師』in 「京都観世会二月例会」@京都観世会館2 月24日

乞丐人として放浪する弱法師 盲目の弱法師を演じる味方玄師の品格 父高安の世俗 vs. 弱法師の聖性の対比 乞丐人として放浪する弱法師 親に捨てられた悲しみのあまり盲目になり、乞丐人として放浪している弱法師。社会の最下層に堕ちたにもかかわらず、品性は…

マリア・カラスのアリアの美しさに圧倒される『私は、マリア・カラス』(Maria by Callas) @シネピピア 2月20日

映画公式サイトから画像をお借りする。 作品詳細 スタッフとキャスト マリア・カラスへのインタビューが軸 パゾリーニの『王女メディア』でメディアを演じる 『蝶々夫人』の着付け 晩年はリサイタル中心に アリア、「私のお父さん」 作品詳細 スタッフとキャ…

河村和晃師シテの能『国栖』in「林定期能」@京都観世会館 2月16日

若々しい舞台 演者一覧 能『国栖』のあらすじ 吉野に残る国栖伝説を採り入れた猿楽『国栖』 観阿弥・世阿弥以前のドラマチックな猿楽の姿を残す 若々しい舞台 この日の舞台は、何よりもその若々しさとみずみずしさで際立っていた。シテの河村和晃師、ツレの…

「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)2019」最新情報

「Spice」からの情報をリンクさせていただく。 spice.eplus.jp 今シーズン、以下の9作品の上映が決定したとのこと。 『マクベス』2019/2/15(金)~2/21(木) 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2019/3/1(金)~3/7(木) 『リア王』2019/4/19(金…

新演出が光る MET ライブビューイング『椿姫』 La Traviata @大阪ステーションシティシネマ 2月8日

以下が公式サイトにアップされていた宣伝写真。 MET公式サイトより『椿姫」 スタッフ、出演者、あらすじ情報 カタルシス度の高いメロドラマ ディアナ・ダムラウの歌唱の繊細さとパワー 男性陣の歌唱も素晴らしい 音楽監督と舞台監督の連携が生きている スタ…

文楽劇場公演記録鑑賞会『伽羅先代萩』(「第415回公演記録鑑賞会」)@国立文楽劇場小ホール 2月1日

はてさて、27年前の『伽羅先代萩」の舞台は現在のものと同じなのか、それとも違っているのか。興味深い発見がいくつかあった。 記録映画『伽羅先代萩」 過去の演者と現在の演者 現在の演じ方 記録映画『伽羅先代萩」 人形 政岡 吉田文雀 千松 吉田幸助 鶴千…

能『朝長』 in 「TTR能プロジェクト冬公演」@大槻能楽堂 2月2日

演能の前に、村上湛氏による解説があった。朝長という若武者像が浮かび上がってきた。日本人好みの悲運の英雄である。 あまりにも短い朝長の生涯 「父−子」にこだわった観世元雅らしい着眼 修羅になりきったシテ 「TTR」とは? あまりにも短い朝長の生涯 『…

能の新しい可能性への挑戦だった能楽『鷹姫』in 「シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 vol.2 」@ロームシアター京都 2月3日

一昨年10月に京都観世会館で『鷹姫』をみている。その時書いた記事をリンクしておく。 www.yoshiepen.net とにかくすばらしくて震えるほど感動した。役の人物が憑依したかのような、シテの九郎右衛門師とシテツレの味方玄師だった。岩役の地謡方も力があり、…

2月観劇予定

能観劇 オペラ・バレエのシネマ版 能観劇 もうすでに2月に突入。今月の東京遠征は断念。1日に文楽記録映画、『伽羅先代萩』を文楽劇場でみた。2日にはTTR能プロジェクト冬公演で『朝長』をみた。そして今日3日は京都ロームシアターで『鷹姫』を観劇。 今月の…