yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『絵馬』「第二回 風の能」@三田、風のミュージアム水上ステージ 4月28日

「風や水で動く彫刻「で知られる新宮晋氏の作品と能舞台とのコラボ。池に浮かぶ浮島に設けられたにわか舞台での能。客席は池を取り囲む小高くなった斜面に設えられている。能の開始前、斜面上から舞台に向かって、新宮晋作プロペラ様のオブジェがくるくる舞…

曽和博朗師一周忌追善「逹磨会」@大槻能楽堂4月29日

まず、この会に出席できて感激。そして限りなく幸せ。こんな贅沢な時間を過ごせたのが、未だに夢だったのではと思えるほど。ずっとずっとその場に身を置いていたかった!視福、聴福の至福のときを過ごせた。それも5時間以上に渡って。成田逹志さん主宰。彼…

『砧』in 「達磨会」@大槻能楽堂4月29日

演者と概要(銕仙会能楽事典より)は以下。 演者 シテ 大槻文蔵 ツレ 味方玄 ワキ 福王茂十郎 間 善竹忠一郎大鼓 谷口正壽 小鼓 松久素子 太鼓 三島元太郎 笛 杉市和後見 赤松禎友 梅若猶義 地謡 今村哲朗 林本大 梅若基徳 分林道治 山崎正道 山本博通 浅井…

新作歌舞伎『夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)赤目の転生(あかめのてんせい)』@TBS赤坂ACTシアター4月14日

25日が千秋楽。私が見たのは4月14日なので、だいぶん日が経ってしまった。以下に「歌舞伎美人」からの公演概要を。 蓬莱竜太 作・演出<配役> 太郎 中村 勘九郎 歌 中村 七之助 剛太 市川 猿弥 静 中村 鶴松 末吉 中村 いてう 源乃助 中村 亀鶴 善次郎 片岡…

5月観劇予定

能は薪能が真っ盛り。魚住住吉神社に始まり、大本みろく能、姫路薪能、春日大社若宮薪能等を見る予定。通常の公演では宝塚能、大江定期能、「片山九郎右衛門後援会」主催の能(参加可能なら)等を見る予定にしている。その他、いくつか社中会ハンティング(…

連環する時間の演技者、羽生結弦選手——国別対抗戦を見て感じたこと

羽生結弦選手の今回の国別対抗戦をみて、既視感があった。これは「世界フィギュアスケート選手権2017」ででも私たちが目撃したことではないか。傷ついた自己像、それが自然界にとけこむことで癒され、やがて再び新しく甦るという場に私たちは立ち会った。再…

求道者/メディアムとしての羽生結弦選手

羽生結弦選手がSPで選んだプリンスの「Let’s Go Crazy」。彼はこの日(国別対抗戦)の演技のあとで、「今日がプリンスの誕生日(4月21日)だったのに、申し訳ない」と、つぶやいたそう。プリンスの持つ背景と生い立ち、そして生き様の発露が形になった「Let’…

『恋重荷』in 「銕仙会4月定期公演」@宝生能楽堂 4月14日

先月は手の骨折のため予約していた「銕仙会3月定期公演」をキャンセルせざるを得なかった。今月は何としても見たくて、痛む手をかばいつつ出向いた。金曜日にもかかわらず会場はほぼ満員。熱気があった。おそらく人間国宝の野村四郎さんが『恋重荷』を舞われ…

『盛久』in 「五雲会」@宝生能楽堂 4月15日

以下、「銕仙会」の能楽事典から引用させていただいた『盛久』の概要。 従容として死地に赴く、平家の侍、盛久。しかし彼はやがて、人智を越えた大いなる力の働きを目の当たりにする。運命と奇蹟を前にした、一人の人間の心の機微。 登場人物とその演者 シテ…

『桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)帯屋』in「四月大歌舞伎」@歌舞伎座 4月13日夜の部

『帯屋』として知られるこの演目、「ド」が幾重にもつく上方芝居。そういえば、今回の演目構成が面白い。昼・夜ともに上方芝居が核になっている。昼は『伊勢音頭』、夜には近松の『傾城反魂香』(「吃又」)とこの『帯屋』。演者も西の成駒屋を中心にした布…

三代猿之助四十八撰の内「奴道成寺(やっこどうじょうじ)」 in 「四月大歌舞伎」@歌舞伎座 4月13日夜の部

「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」が以下。 <配役> 白拍子花子実は狂言師左近 猿之助 所化 尾上右近 同 種之助 同 米吉 同 隼人 同 男寅 同 初舞台龍生 <みどころ> 狂言師が鮮やかに踊り分ける道成寺 鐘供養が行われると聞き、近江国三井寺へ…

『船弁慶』in 「観井会春季大会」@湊川神社神能殿4月16日

能役者、吉井基晴師のお弟子さんたちの発表会。こういう発表会は初めてで、あまり期待せずに出かけた(すみません)。能の色々な演目、仕舞がみられるから、能初心者の私が「勉強する」にはうってつけと考えたこともある。ところがこの『船弁慶』はプロの能…

「邯鄲」in 第四十四回篠山春日能@篠山春日神社能舞台4月8日

シテは浅見真州氏。「桜川」のシテを務められた大槻文蔵氏と同年輩。奇しくもお二人は観世寿夫氏のお弟子さん。揚幕から出てこられたときの大槻氏と真州氏の佇まいがとてもよく似ていた。風の精のようにどこか儚げな感じ。でも弱いというのではなく、譲れな…

「桜川」in 第四十四回篠山春日能@篠山春日神社能舞台4月8日

1861年に建立された能舞台は国の重要文化財に指定されている。旧篠山藩では江戸時代、町人の間で能や狂言が盛んだったといい、地元の文化を復興しようと、篠山春日能は1973年からほぼ毎年開催されている。(神戸新聞)この歴史ある能舞台、演者達も超一…

奉祝南大門竣工第十六回「初桜能」@京都祇園八坂神社4月4日

最初の「仕舞 通小町」は遅刻で見れず。阪急の四条河原町駅から歩いたのだけど、途中の通りが観光客でいっぱい。普段は10分弱で到着するのが大幅に遅れた。半能、「草子洗小町」から。番組は予告がなかったので、下調べできず。しかも、プログラムを観能前に…

「世界が彼にまた恋をする」羽生結弦選手@世界選手権2017

タイトルは4月3日付けでyoutubeにアップされていた山本まどかさんのものをそのまま使わせていただいた。あまりにもぴったりのタイトル、ありがとうございます。動画をリンクしておく。まどかさんの桜さんという方への返信コメントもステキ。 「桜さまコメン…

羽生結弦が「羽生結弦」であるために−−競技としてのフィギュアを英雄伝説に変貌させる羽生選手の天才

羽生結弦という選手は「甦りのドラマ」を演じる芸術家。世界の人を感動の渦に巻き込んだフィギュアスケート世界選手権の男子フリーでの演技。まずその他選手が到達できない芸術性の高さ。そして技能レベルの卓越。これらが彼の素晴らしさ、魅力であるのは間…

能楽大倉流小鼓方宗家 大倉源次郎氏 in「能? カンラで和時間」@ホテルカンラ京都 3月18日

ずいぶん前に伺った講座。こんな素晴らしい演奏と、そして楽しいお話が聞けるなんて、なんという僥倖!。ホテルに感謝。小鼓を8丁も用意していてくださったんですよ。実際に参加者が「演奏」してみることができる様に。なんという優しさ!以下にホテルのFac…

「蝸牛」&「棒縛」 in 茂山狂言会@兵庫県立芸術文化センター 4月1日午後1時の部

この「茂山狂言会」はなんと2日間にわたってのもの。今日は2部になっていて、私が参加したのは第一部。開始前に茂山逸平さんから「解説」があった。子供もきているということで、狂言について非常に具体的かつ分かりやすい解説。ほとんどの観客が狂言が初め…