yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『蒼い炎』by 羽生結弦(扶桑社、2012年4月)

『蒼い炎』は羽生結弦選手への聴き取りを通して構成された形式になっている。驚かされるのは16、17歳にしかすぎなかった当時の彼が選ぶ言葉の的確さ。「この人、どんだけ頭いいの!」と唸ってしまった。その「若さ」にして、自身の演技のみならず心理状態ま…

「驚くべき『羽生回路』マイナス要素を前向きに」

日刊スポーツから。いかにも羽生結弦!と思ったのが以下の彼のコメント。「(同じブライアン・オーサー・コーチに師事する(同門のフェルナンデスに逆転負けを許し)「自分はそんなに心が広くないので、悔しい。次は絶対に勝ってやろうと思う。反面、仲間が…

「羽生苦悩の140日 銀でも『自分褒めたい』

このタイトルは日刊スポーツ紙2015年3月29日の紙面から。「負けて悔しい。いろいろなことを言うと、自分の気持ちを伝えきれないので、その一言です」。このひとことにどれほどの想いがこめられていることか。 羽生結弦選手を襲った数々の試練。そのひとつひ…

羽生結弦選手--ファントムはファントム

ちよさんという方のTweetに中国の動画、「2015WC 羽生结弦 OP0326」がアップされている。ありがとうございます。14分30秒から17分10秒あたりまで羽生结弦選手のFP、『オペラ座の怪人』をかけての練習風景がみられる。全体の流れ、そしてもちろんジャンプを重…

羽生結弦さんに「総オカン状態」?

昨日上海入りして、今日公式練習に出た羽生結弦選手。昨日の硬い表情とは打って変わって楽しげ。よかった!twitterのTLが祭り状態になっている。ある方のコメント曰く、「髪型も心配されてファンが総オカン状態」。たしかに。そう、ファンは(私も含めて)「…

「羽生結弦選手特集」@すぽると3月22日

23時55分〜24時40分 フジテレビ、『羽生結弦の戦い&世界フィギュアの展望 公式『すぽると!』の特集。見れてよかった。概説は以下。 日曜すぽると!はフィギュアスケート世界選手権で日本男子初の連覇の期待がかかる羽生結弦選手を特集します。ソチ五輪で金…

『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』三月花形歌舞伎@京都南座3月10日&15日夜の部

浜松屋見世先より 稲瀬川勢揃いまで以下、「歌舞伎美人」からの借用。 <配役> 弁天小僧菊之助:尾上 松也 南郷力丸:坂東 巳之助 忠信利平:中村 隼人 浜松屋伜宗之助:中村 米吉 浜松屋幸兵衛:嵐 橘三郎 鳶頭清次:中村 種之助 赤星十三郎:尾上 右近 日…

花形たちが魅せるお化けの総覧『闇梅百物語(やみのうめひゃくものがたり)』三月花形歌舞伎@京都南座3月10日夜の部

めっぽう面白かった。お化けの総覧。今まで観たことがない。こんな奇妙奇天烈な歌舞伎舞踊があったんですね。三世河竹新七作。初演は明治33年、五世尾上梅幸が主役を張ったらしい。タイトルに「闇梅」とあるのは、彼の名を採ったもの。わざわざこの演目を持…

TwitterのTLでの繋がり

羽生結弦さんのNHK杯EXでの魂を揺さぶられる演技、「花は咲く」をブログ記事にしたのがご縁で、羽生結弦ファンの方のコメント、tweetを頂いた。それがきっかけで、Twitterを再開したのだけど、お蔭でTime Lineと呼ばれる一連のつぶやきを読ませていただく楽…

木村錦花著『明治座物語』——役者、劇場間の抗争

『野田版 研辰の討たれ』をかなり前にシネマ歌舞伎で観ていながら、なかなかレポが書けなくて、やっとその気になり、この『研辰』の作者、木村錦花について調べようとネット検索をかけたら、「歌 舞 伎 素 人 講 釈 ◆〜私の観劇ノート〜」というブログに行き…

羽生結弦選手の快癒を祈って!困ったときの神頼み

人智では及ばないこと、努力では如何ともし難いことに直面したら、最後は神さま、仏さまに「縋る」ことになるのかもしれない。しばしこころの平安を得るために。宗教がなくならないのは、ごく自然なことなんだろう。先日羽生結弦選手の快癒を願って、神戸市…

「歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)」三月花形歌舞伎@京都南座3月6日昼の部

以下、「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」。 <配役> 曽我五郎時致 中村 歌 昇 大薩摩文太夫 中村 隼 人 曽我十郎祐成 中村 種之助<みどころ> 紅梅白梅が咲き誇る正月。曽我五郎が父の敵、工藤祐経を討つために大きな矢の根を研いでいると、大薩…

松也と米吉の「歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)」三月花形歌舞伎@京都南座3月6日昼の部

以下、「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」。 <配役>鳴神上人 尾上 松也 雲の絶間姫 中村 米吉 <みどころ> 鳴神上人は、朝廷への恨みから、秘法を使い竜神を滝壺に封じ込めてしまいます。それ以来、雨が一滴も降らず、人々は日照り続きに苦しん…

巳之助の「流星(りゅうせい)」 三月花形歌舞伎@京都南座3月6日昼の部

「矢の根」、「鳴神」、そしてこの「流星」が「江戸七人衆」が京都に持ちこんだ演目だった。それだけでも彼らの意気込みがよく分かる。特に成田屋十八番の演目を二つもぶつけるなんて、無謀にみえるかもしれない。でも今年1月の「浅草花形歌舞伎」で彼らの実…