yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「与謝野晶子と画家たち」@与謝野晶子文芸館 1月31日

時間ができたら行こうと思っていた文芸館にやっと行くことができた。2月末で閉館、そのあとは「与謝野晶子記念館」と名称を改め、「さかい利晶の杜」に移転するそう。「特別展」と銘打ってのもので、三期に分かれていて、これは第II期。以下がその解説。 与…

「パリ・オペラ座来日公演特集」in『ダンス・マガジン』2014年6月号

西宮北口図書館に堂本正樹の『回想:回転扉の三島由紀夫』を借りに言ったついでに、『ダンス・マガジン』を借り出した。この号は「パリ・オペラ座特集号」だった。二月下旬にパリに行く計画まで立てたけど、結局は諦めた。目的はオペラとバレエ観劇。とくに…

イギリスの演劇学会へプロポーザル提出

6月にイギリスのCentral Lancashire大学で開催される「Theatre and Performance」という学会にプロポーザルを送った。締め切りを今日だと思っていたら、明日だったことに気づいたけど、早い分にはまあいいか。一日で仕上げるつもりが、結局まる二日かかった…

三島由紀夫が歌舞伎十八番を演出するとしたら『文芸別册増補新版 三島由紀夫』(河出書房新社2012年)

増補新版 三島由紀夫(文藝別冊/KAWADE夢ムック)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/04/19メディア: ムック クリック: 1回この商品を含むブログを見るこの中の中村歌右衛門(六世)との対談(昭和31年=1956年)の中での彼のことばが興味深い。三島曰…

羽生結弦さんのおかげでTwitter再開

長らく放置していたTwitterを再開することにした。というのも、私がこのダイアリーに書いた羽生結弦選手の記事について、多くのtweetをいただいたから。うれしかった!目の前に大きな青空が広がったような、そんな感じがした。ありがとうございます。羽生結…

玉三郎と仁左衛門を語る勘九郎(勘三郎)in 『歌舞伎ッタ!』(アスペクト出版、1999年)

何度読み返しても、どこを開いても面白い。私にとっては役者サイドからみた歌舞伎、もっと大袈裟にいえば「演劇とは何か」を教えてくれるバイブルのような本。去年3月、ブックオフで手に入れた中古本。彼が久世光彦、野田秀樹たちと新しい歌舞伎を模索、上演…

2月観劇予定

東京の歌舞伎にはこの月、観たいものがない。大阪松竹座は1月に続いて新鴈治郎襲名興行が行われる。これは猿之助を始めとする澤瀉屋一門との共演。友人がチケットを取ってくれた。歌舞伎はそれだけ。METライブビューイングは、レハールの『メリー・ウィドウ…

「棒しばり(ぼうしばり)」 in 中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露 壽初春大歌舞伎@松竹座1月19日夜の部

夜の部は「将軍江戸を去る」、「封印切」、「棒しばり」の三演目。その間に口上が入った。最も良かったのは最後の「棒しばり」。以下、『歌舞伎美人』から配役とみどころを引用させていただく。 <配役> 次郎冠者 片岡 愛之助 太郎冠者 中村 壱太郎 曽根松…

「封印切(ふういんきり)」『恋飛脚大和往来』in 中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露 壽初春大歌舞伎@松竹座1月19日夜の部

以下、『歌舞伎美人』よりの引用。 新町井筒屋の場 <配役> 亀屋忠兵衛 翫雀改め中村 鴈治郎 傾城梅川 中村 扇 雀 槌屋治右衛門 中村 橋之助(予定の我當が急病のため) 井筒屋おえん 片岡 秀太郎 丹波屋八右衛門 片岡 仁左衛門<みどころ> 飛脚問屋亀屋の…

「黒塚(くろづか)猿翁十種の内」in 壽初春大歌舞伎@歌舞伎座1月3日夜の部

以下、「歌舞伎美人」よりお借りした。 <配役> 老女岩手実は安達原の鬼女 猿之助 山伏大和坊 門之助 強力太郎吾 寿猿 山伏讃岐坊 男女蔵 阿闍梨祐慶 勘九郎 <みどころ> 自らの罪業に苦しむ老女が現す本性 芒(すすき)の生い茂る奥州安達原。日が暮れる…

あれから二十年

阪神淡路大震災から20年が経った。早朝5時46分のあまりにも突然の出来事だった。毎年神戸市中央区の東遊園地では追悼集会が開かれているけれど、その時間に今日は色々な拠点で開かれるようである。NHKの「追悼番組」と思われる放送の一部を昨晩見た。当時五…

初春文楽公演 国立文楽劇場開場30周年記念@国立文楽劇場1月14日第一部

すばらしかった!文楽に新しい地平が拓けたのに立ち会うという、貴重な体験だった。その証左は観客動員数に如実に現れている。大御所の死去、引退等により、さらには橋下市長の文楽予算削減の発言によって引き起こされた危機感により、今まで前面に出て来て…

『彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)』@国立文楽劇場1月14日昼の部

杉坂墓所の段/毛谷村の段の二段が演じられた。主たる大夫、三味線、人形遣いは以下。 「杉坂墓所の段」 大夫 六助 松香大夫 弾正 津国大夫 佐五平 南都大夫「毛谷村の段」 中語り 咲甫大夫 三味線 清介切語り 咲大夫 三味線 燕三人形 六助 玉女 弾正 玉輝 …

「蜘蛛の拍子舞(くものひょうしまい)」 in 壽初春大歌舞伎」@歌舞伎座1月3日昼の部

「蜘蛛の拍子舞」花山院空御所の場。以下「歌舞伎美人」より。 <配役> 白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精 玉三郎 源頼光 七之助 渡辺綱 勘九郎 坂田金時 染五郎 碓井貞光 弘太郎 占部季武 猿四郎 <みどころ> 妖気漂う美しい白拍子の正体は… 物怪(ものの…

玉三郎の追求する美

朝6時過ぎ、イギリスのBBC(BS)、そしてフランス2(Antenne 2)が例の仏週刊誌襲撃犯追尾、射殺のニュースを生々しく伝えていた。二人の犯人はパリ郊外人質を取って立てこもったところを、特殊部隊によって射殺された。人質は無事?だったよう。この二人に…

『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』in 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂1月2日第二部

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場 同 二つ玉の場 六段目 与市兵衛内勘平腹切の場 <配役> 早野勘平 尾上 松也 おかる 中村 児太郎 千崎弥五郎 中村 隼人 母おかや 中村 芝喜松 百姓与市兵衛 澤村 大蔵 判人源六 中村 蝶十郎 一文字屋お才 中村 歌女之丞 斧定九…

「口上」(お年玉年始ご挨拶) in 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂1月2日

「新春浅草歌舞伎」恒例の口上、昼、夜の開演前にあるのだが、今までみたところでは(比較的)若い役者が務めていた。でも今年は主要役者全員が若いので、彼ら七人で交代にやっているよう。2日の第一部では巳之助と歌昇、第二部では米吉と種之助だった。これ…

「独楽売(こまうり)」in 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂1月2日第一部

以下、「歌舞伎美人」より。 <配役> 独楽売千吉:坂東 巳之助 芸者:中村 米吉 雛妓:中村 鶴松 同:中村 梅丸 茶屋女房:中村 芝のぶ 独楽売萬造:中村 種之助 <みどころ> 歌舞伎公演では60年ぶりの上演となります。新年の雰囲気を存分に味わうことがで…

ダウン

やっぱりインフルエンザのよう。身体の節々が痛いし、熱もある。熱がそんなに高くならないのは普段の食生活のおかげかも。インフルエンザに正式に罹る(?)のは2001年以来。当時はアメリカにいたのですごく不安だった。ハウスメイトと上手く行かず、ストレ…

新年の歌舞伎観劇(於東京)総括

昨日から風邪(多分インフルエンザ)で熱がある。今回の東京遠征、かなり強行軍で無理をしてしまったからかもしれない。1月2日は浅草公会堂の「新春浅草歌舞伎」での若さ溢れる舞台にこちらもその熱気が感染、元気をもらえたけど、翌3日の歌舞伎座の昼の部途…

ヤン・リシエツキ[Jan Lisiecki]ピアノ演奏@N響アワー 1月4日放送

東京での歌舞伎観劇遠征から帰宅。テレビをつけたら、ちょうどこのピアニスト、ヤン・リシエツキの演奏を放映していた。思わずひきこまれた。でも、あっという間に終わった。アンコール演奏(ショパン、ノクターン第20番嬰ハ短調)だったから。画面からはい…

「女暫(おんなしばらく)」in 壽初春大歌舞伎@歌舞伎座1月3日夜の部

以下、「歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 巴御前 玉三郎 蒲冠者範頼 歌 六 清水冠者義高 錦之助 女鯰若菜 七之助 茶後見 團子 手塚太郎 弘太郎 紅梅姫 梅丸 家老根井行親 橘三郎 局唐糸 笑也 成田五郎 男女蔵 轟坊震斎 又五郎 舞台番辰次 吉右衛門<みど…

「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」in 「新春浅草歌舞伎」@浅草公会堂1月2日第一部

以下松竹の「歌舞伎美人」からの転載。 <配役> 曽我五郎:尾上 松也 静御前:中村 児太郎 曽我十郎:中村 隼人 <みどころ> 曽我兄弟を題材とした舞踊の中では最古の作品といわれています。正月行事を描いた華やかな一幕です。 正月三ヶ日、大衆演劇では…

『一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」in 「新春浅草歌舞伎」@浅草公会堂1月2日第一部

以下、「歌舞伎美人」から。 「奥殿」 <配役> 一條大蔵長成:中村 歌昇 常盤御前:中村 米吉 八剣勘解由:中村 吉之助 鳴瀬 :中村 芝のぶ お京:中村 児太郎 吉岡鬼次郎:尾上 松也 <みどころ> 阿呆を装う一條大蔵卿の真意とは…。平家への復讐心を心に…

松竹創業120周年記念「新春浅草歌舞伎」@浅草公会堂 1月2日

出演の若手七人、「浅草セブン」というらしい。とにかく良かった!昼・夜と観たのだが、今年の「浅草歌舞伎」はここ数年の中では最も良かった。若手ばかりで期待はあまりしていなかったのが、うれしい「肩すかし」。昭和60年生まれの松也が最年長。平成元年…

ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート 2015

ここ3年ばかり元旦にはNHKが放送する「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を聴くのが恒例になっている。今年も7時過ぎにはテレビの前に座って聴いている。でも明日は始発のバスで伊丹空港に行くので、最後までは聴けない。残念。今年の指揮者はズー…