yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

帰国

London City Airportは本当に便利な空港だった。でもマイナーなせいか客の数が少なくて、レストラン、カフェの類いの充実が今ひとつだった。それとトイレが少なかった。そこから小型機でオランダのスキポール空港に行き、そこで出国検査があった。KLMのゲー…

ロンドンの劇場の観客

芝居が始まる前に劇場内の写真を撮ろうと思いつつ、デジカメを忘れてしまって、結局一枚も撮れずじまい。ニューヨークのそれらと比べると、内部ははるかに豪華である。どの劇場も例外なく、内装は華麗なヴィクトリア調の装飾が施されていて、建築家の垂涎の…

『ロック・オヴ・エイジズ』(Rock of Ages)@Garrick Theatre 3月29日

楽しかった!全編80年代のロック。衣装も時代を反映したもの。映画版があったことを、ホテルに帰ってからネット検索して知った。話は単純、他愛ないもので、カンザスの田舎から女優になることを夢見てLAにやってきたシェリーが、ウェイトレスをしながら機会…

London City AirportとWestfield Stratford City Shopping Center

今日がロンドン滞在の最終日である。夜の観劇はパスして、マチネを探したが、ミュージカルしかなかった。仕方ないので、“Rock of Ages”というミュージカルをみることにした。ミュージカル初体験である。その前にどこか見学を考えたのだが、ロンドンの「名所…

「ミスター・ビーン」 in 『クオーターメインの学期』@Wyndham's Theatre、 ロンドン 3月28日

"Quartermaine's Terms" @Wyndhams Theatre、 March 28 matinee昨日の昼夜観劇で懲りて、今日は木曜日のマチネを探した。マチネのみで、あとはホテルで寛ごうと考えたのだ。いくつかあった中で、例の「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソン主演のこの…

ルパート・エヴァレットin『ユダの接吻』@Duke of York's Theatre、ロンドン、3月27日

“The Juda’s Kiss” @the Duke of York’s Theatre, matinee, March 27 あのノトリアスな「男色裁判」(Queensberry Trial)の前後のオスカー・ワイルドとその愛人のダグラス卿[通称ボッジイ]、同じくワイルドの愛人のロスとの三角関係を描いている。「ソド…

ポリーナ・セミオノーヴァの『ジゼル』ミハイロフスキー・バレエ団@コロッシアム劇場、ロンドン、3月27日

11時近くにホテルに帰って来た。ホテル最寄の地下鉄の駅出口が閉鎖されていたため(ロンドンでは日常茶飯事)道に迷ってうんざりしたが、それを補って余りある素晴らしい公演だった!今回、3月24日のロイヤルバレエ公演を見逃してしまったので、比較はできな…

今日の観劇予定

本日(March 27)はマチネ(2:30始まり)で"The Judas Kiss" を見る。以下がその情報。 Rupert Everett plays Oscar Wilde with Freddie Fox as Lord Alfred Douglas in David Hare's The Judas Kiss - a compelling drama about the power of all-consuming…

チェスター大学での発表終了

現在、チェスターからロンドン行きの電車に乗ったところ。学会は今日(26日)9時30分から始まり、28日の午前中までだが、自分の発表が午前中に終わったので、今晩、もしくは明日からの2,3日は芝居三昧で過ごすつもりである。3年前にイギリスのカーディフ大…

「アメリカ映画が描いた昭和天皇 『エンペラー』を見て実感した日米関係の成熟」

これは『JBPress』に投稿されたあの古森義久さんの記事。長く海外に滞在されているジャーナリストで、その滞在先であった中国批判もアメリカ評もきわめて信用に足る方である。日本では7月に公開予定だという。最近やっと「修正」されてきたとはいえ、偏った…

「大学受験資格にTOEFL 国内全大学対象 自民教育再生本部、1次報告へ」産経3月21日付け記事

記事の冒頭は以下。 自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が国内全ての大学の入学試験を受ける基準として、英語運用能力テスト「TOEFL(トーフル)」を活用する方針を固めたことが20日、分かった。月内にまとめる第1次報告に明記し、夏の参院…

イタリアへ行きたい!

今月24日から8日間イギリスに行くのに、一昨日梅田の三井住友銀行で円をポンドに替えたのだが、公定レートが144円なのに155円といわれてびっくりした。関空で両替した方がマシだとは思ったのだが、面倒臭いので両替を済ませた。でも予定より少なめにしておい…

センチメンタル・ジャーニー@京都 & イノダコーヒー

そろそろお彼岸、京都の西大谷に祖父の墓があるので、その墓参りに行ってきた。大雨のせいもあってまだ沿道には出店もなく、墓参の人も少なくて助かった。祖父は滋賀の出で、京都にも親戚が大勢いた。長らく東映時代劇で「悪役」を専売特許にしていた遠藤太…

NHK 日曜美術館「故郷の海を彫った男 石巻の彫刻家・高橋英吉」3月17日放送

番組の詳細は以下。 出演 小栗康平さん(映画監督) 三上満良さん(宮城県美術館・学芸員)2年前の東日本大震災。宮城県沿岸部を襲った津波が、石巻文化センターを飲み込んだ。学芸員1名が行方不明となる壊滅的な被害。そのがれきの中から救い出された地元…

池波正太郎の『人情紙風船』評

今年の2月に前進座の『赤ひげ』を京都の南座でみて、あまり感心しなかった。その記事に、ずっと以前に観た前進座役者による『人情紙風船』(1937)がすばらしかったと書いた。ずいぶん昔、京都文化博物館での名画再上映の特別期間中に観たのだが、残念ながら再…

TOEFL テストが変っていた!

新学期から始まる「留学支援」コースでTOEFLの問題集を教材にするつもりである。それで、TOEFLの問題集を入手しようとアマゾンのサイトに入ってびっくりした。中の一部をみることができるサービスを使って、入ってみたところ、以前のテストと180度転換してい…

NHKにっぽんの芸能『京鹿子娘道成寺』(前半)in にっぽんの芸能 芸能百花繚乱 女形舞踊の大曲 

たまたまつけたテレビでこれがかかっていた。思わず見入ってしまった。いままで観てきた『道成寺』とは違ったようにみえた。「なぜ?」と考え込んでしまった。中村福助が父、中村芝翫の追善に去年新橋演舞場で踊った曲である。以下がそのときの「チケットぴ…

『池波正太郎自選随筆集下巻』朝日新聞社1988年刊

昨日は、読まずにそのまま図書館に返すつもりの池波正太郎の『雲ながれ行く』を、結局は読んでしまった。今月26日に迫ったのチェスター大学での発表原稿を仕上げなくてはならないのに。冒頭が面白く、読み始めたら途中でやめることができなかった。いきなり…

「知のトリックスター」を生きた山口昌男さんの訃報

10日に亡くなられたという。最近はメディアでもおみかけしないので、すっかり引退されたのかと思っていた。でもそれは彼らしくないし、どうされているのか心配していた。初めて読んだ彼の著作、『歴史・祝祭・神話』は文化人類学がこんなにおもしろいものだ…

「岐路の文楽振興手探り」日経新聞3月9日記事

今羽田で帰阪のフライトを待っているところである。ラウンジにおいてある日経新聞を手にとったところ、文化欄にこの記事があった。橋本市長による文化施策の見直しで、2013年度から補助金交付の方法が変わる。この一年の文楽サイドの危機感は強く、観劇する…

福助が女清玄を演じる通し狂言『隅田川花御所染』@国立大劇場3月6日

「女清絃」として知られる演目である。 以下が紹介記事。 <歌舞伎>福助が堕落するお姫さま あすから国立大劇場「隅田川花御所染」2013年3月4日 中村福助が五日から、東京・国立大劇場の三月歌舞伎公演「通し狂言 隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞ…

菊五郎が丑松の『暗闇の丑松』@新橋演舞場3月8日

長谷川伸原作の「新歌舞伎」の演目である。講談がもとになっている。非常に暗い内容のため舞台化が実現しなかったところ、六世菊五郎の強い希望で上演されたという。菊五郎が主役、丑松、三世左団次がお米という配役だった。「暗い」といっても大衆演劇でし…

尾上菊之助、市川染五郎 in「二人椀久」@新橋演舞場3月7日

踊りの演目としては有名なこの出し物。30分以上の長丁場である。 大坂の豪商、椀屋久兵衛(染五郎)は新町の芸者、松山に心を奪われ、放蕩三昧、その結果座敷牢に閉じ込められてしまう。松山恋しさの余り発狂した久兵衛、座敷牢を抜け出して彷徨うが、松の木…

「悠久なる刻を求めて:杉山寧展」@日本橋高島屋3月7日

「杉山寧展回顧展」 上は回顧展チラシとリンクしている。 その解説が以下である。 戦後日本を代表する日本画家の一人、杉山寧の没後20年の回顧展を開催いたします。杉山寧は、1909年(明治42)、東京に生まれました。東京美術学校日本画科に在学中から、第13…

今月末のイギリス行き

今月22日から31日までイギリスに行く。チェスター大学での発表があるのだが、なんとなく気鬱で、決まったときの元気はどこへやら、気が進まない。ロンドンまでの切符とホテルを4、5日前にやっと手配した。ぎりぎりだったので、29日、30日の帰国便がとれな…

歌舞伎座新開場杮葺公演

歌舞伎会から機関誌、『ほうおう』が送られてきたので、早速歌舞伎座開場の4、5、6月の演目を確認した。4月分は松竹のサイトで知っていたが、あまり食指の動くものがない。強いていえば玉三郎くらいだったので、もともと行く気はなかった。5月がどうか…

吉本 隆明;江藤 淳 (著)『文学と非文学の倫理』中央公論社2011年初版刊

啓発され、同時に憂鬱にもさせられる対談集である。文学と非文学の倫理作者: 吉本隆明;江藤淳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/10/22メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの戦後日本を代表する、そしておそらくはこれからも超えられるこ…

大岡敏昭著『幕末下級武士の絵日記』相模書房平成19年初版刊

著者は住宅史学、都市計画学が専門のようで、全国各地を回っているときに、この種本になった本、『石城日記』に出会ったのだという。幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む作者: 大岡敏昭出版社/メーカー: 相模書房発売日: 2007/05メディア: …

英語の記事をWordpressに書き始めました

このダイアリーの右下にリンクを貼った。はてなでもう一つブログのサイトをゲットして、英語で記事を書くつもりが、1年以上経過してしまった。つい昨日、以前からブログ記事を書きたいと考えていたWordpressがなんと、いとも簡単に設定できることが分った。…

二つの来日オペラ

兵庫県立芸術文化センターを常時チェックしていてはいたのだが、今年前半には海外オペラの来日公演がないのだと思い込んでいた。ところがなんと、神戸文化ホールにハンガリー国立歌劇場、10月にプラハ国立歌劇場のオペラ公演、『魔笛』がやってくることをひ…