yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本酒餐昧うつつよ」2月26日

グルメというわけでもないので、レストランの類いをブログ記事にするのは好きではない。前回記事にした阪急御影駅前の「蕎麦ふくあかり」以降は控えてきた。先々月、池波正太郎さんの足跡をたどって、東京に行った折にもいくつか彼が紹介していた店で食事を…

『新八犬伝』二月花形歌舞伎@松竹座 2月20日

これも行くかどうかぎりぎりまで迷った末に、出かけた。前々日に観た『GOEMOM』にあまりにも感激したから。結論をいえば、『GOEMOM』ほどの過激さはない「普通の」舞台だった。期待した方が勝手なんだけど。馬琴のあのとてつもなくナガーイ原作を時間内に収…

日本のホットドッグはおいしいか

先日西宮北口の有名なうどん店を探していて迷子になり、ふっと前をみるとファーストフード店。立てた看板にホットドッグがあった。思わず入って注文してしまった。フィラデルフィアで学生をしていた頃、大学図書館(Van Pelt図書館)横に毎朝出るトラックフ…

『GOEMON 石川五右衛門』in 二月花形歌舞伎@松竹座

行く予定ではなかった。というのも、出演する若手役者にそう食指が動かなかったから。でも何となく気にはなっていた。「GOEMON」なんて、ローマ字表記にするところなど、なにか尋常ならない気構えがびんびん伝わってくるじゃありませんか。とはいえ、今まで…

「天下人と天才たちの器 〜茶道具 超名品!驚きの美〜」日曜美術館 2月17日

背景のお花がすばらしい。フラワーアーティストの加藤淳さんが生けている。写真を使わせてもらうが、画面からみるとこの写真より明るい感じで、華やかさがひとしおだった。NHKサイトからの画像が以下。 対照的に今日の美術品は渋い茶道具。利休と織部の作品…

千田琢哉著『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』あさ出版 2013年刊

立ち寄った西宮北口のブックファーストで見つけ、買ってしまった。あまりにも今の自身の心境と重なっていたから。瀧本哲史の本と部分的には符合している。全て思い当たることばかりなんだけれど、とくにPart 6の「君にはもうそんなことをしている時間は1年も…

前進座京都公演『雪祭五人三番叟』、『赤ひげ』南座 1月25日千秋楽

お芝居の前に正月らしく古式に則って三番叟の踊り、『雪祭五人三番叟』があった。これが女性ばかりのもので、珍しかった。西川鯉三郎作舞とのことで、さすがに隅々まで配慮が行き届いた踊りだった。またそれに応えるべく、練習を重ねた踊り手たちの努力跡を…

瀧本哲史著『僕は君たちに武器を配りたい』講談社2011年刊

出版直後に西宮北口のブックファーストで見つけて買ってしまった。面白かったが、これが勤務校の学生に紹介しても理解してもらえるとは到底思えなかった。たまたまランチを一緒した非常勤で来られている先生に話をしたところ、彼も既に読んでいた。さすが、…

心機一転

ここしばらく落ち着かない日々を過ごしてきた。期末試験も終わって学生は春休みというのに、私はこの一週間というもの、朝から晩まで留学から帰国した学生への補講で連日追われて、疲労困憊の極地。その上成績の提出が遅れに遅れて、やっと昨日提出した。事…

歌舞伎俳優、尾上菊之助さん結婚へ

以下産経新聞のニュース。 人気若手歌舞伎俳優、尾上菊之助さん(35)が、中村吉右衛門さんの四女、波野瓔子(ようこ)さん(30)と結婚することが13日、分かった。26日に神田明神(東京都千代田区)で挙式し、秋頃に披露宴を行う予定。 訃報続きの…

新春浅草歌舞伎「口上」と『勧進帳』@浅草公会堂1月25日第二部

以下は浅草公会堂前の「鏡開き」式の様子。 最近はほとんどしなくなってしまった昼夜連続での観劇。今回は一泊の予定で、しかも翌日の26日には国立劇場の歌舞伎公演チケットを既に入手していたため仕方なくその仕儀になった。結論からいうと、やっぱり観て…

新春浅草歌舞伎『寿曽我対面』@浅草公会堂1月25日

いわずと知れた曽我十郎、五郎兄弟の仇討ち物語が下敷きである。初春の出し物に相応しく、賑々しくも華やかだった。とくに若手がうち揃っての「曽我対面」は見る価値十分だった。 以下はサイトからの本公演にむけての宣伝写真。 この最初の演目上演の前に意…

新春浅草歌舞伎公演『極付幡随長兵衛』1月25日浅草公会堂

さすがに黙阿弥作。構成がすばらしい。原作序幕は「角力場」から始まるそうだけれど、明治14年に河竹新七が改訂、現行の序幕「村山座舞台場」にしたという。この方が長兵衛の堅気の衆を気遣う気持ちがよく分かる。加えて、劇中劇の醍醐味も加わり、趣向と…