yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢に生き:琵琶と能楽の今昔」@京都黒谷永運院5月20日

同僚のギニャールさんが毎年催している「琵琶プラス」の企画の一つで、去年もこの永運院で開催されたのに参加させていただいた。ギニャールさんは去年の演奏会についてのブログでも紹介した通り、大学では比較音楽史、世界の音楽などの講義を担当しておられ…

『海神別荘』シネマ歌舞伎@京都南座5月5日

泉鏡花の戯曲を玉三郎が演出・主演したもので、舞台映像である。 以下にシネマ歌舞伎公式サイトからの写真を転載させていただく。 2009年7月の歌舞伎座公演を録画したもので、美女役の玉三郎の相手に海老蔵、脇を澤瀉屋一門の笑三郎、猿弥、門之助が固めて…

『椿説弓張月』@新橋演舞場5月13日夜の部

いわずと知れた三島由紀夫の最後の歌舞伎作品である。私はペンシルバニア大学に提出した博士論文の一章をこの作品に当てたので、以前からどうしても見たい作品の一つだった。何しろ初演(三島自決の1年前、つまり1969年)以来2回のみ舞台にあがったきりで…

ルグリが舞台監督のウィーン国立バレエ団「こうもり」@兵庫県立芸術文化センター5月3日

とても粋な舞台だった。パリ・オペラ座のエトワールだったルグリが舞台監督を務めただけあって、ルグリの面目躍如たるものがあった。音楽はヨハン・シュトラウスのものでも、舞台自体はまるでフランスだった。もちろん、フランスそのものではなく、ウィーン…